EVE2です。
本日は、企業経営論の知識を用いて、ビックモーター事件ついて、妄想してみたいと思います。
[ビックモーター事件]
ビックモーターでどんなことが行われていたのか、ウィッキペディア(*1)で調べてみました。
・社員への「罰金」問題
・民間車検場として不適切な検査の実施
・損保各社への不正請求>故意による顧客車両の破損>社員への強権的な処分
・下請け会社への値下げ要求
・社員への残業代未払い
・パワハラ
・環境整備点検による街路樹への除草剤散布・伐採
他のサイトも見たのですが、かなりひどい状況だったようです。そのような外部から見た場合ひどいと思われる状況において、内部のビックモータの社員はどのような状態にあり、なんで退社という道を選ぶ人が少なかったのでしょうか(*2)?それについて、ChatGPTを用いて妄想してみました。
[ビックモータの社内の状況]
ビックモータの社内においてどんなことが行われていたのか想像してみましょう。
その想像をChatGPTへ、問い合わせを容易にするために、ビックモータをαという市場、社員をα市場の企業として見立てて、どのような状況だったのかモデルを作ってみました。条件は以下の通りです。
?α市場 → ビックモータ
1)参入障壁が低く
2)撤退障壁が高い
?企業 → 社員
1)非常にスキルが模倣しやすい
2)ありふれた技術、製品
?顧客 → 経営者
1)少数
2)資金が豊富
3)非常に横暴
4)自己の欲求のみを追求する
?-1)日本の企業の場合は、参入障壁については、業界、企業によって違うようです。しかし?-2撤退障壁は一般に非常に高いものとなっています。それは、転職の難しさにあります。
日本の企業はレイオフができないため、一度入った企業にいづづけることができるということに起因しています。その状態は、終身雇用制のなごりと言えるかもしれません。
?-1)日本の企業は、社員間で力の差がつきやすい、または
?-2)社内に差別化しにくい仕事が残った場合、提供するアウトプットは、比較的簡単で、社員の誰でもできる仕事が残ることが想定されます。この時の、社員間競争するポイントは、あらさがしになる可能性があります。
?)これは、ビックモータの幹部層について、ニュースからこんな感じじゃなかったかなと想定し設定しています。
では、以上の市場において、経営状況はどうだったのかChatGPTにシュミレーションをしてもらいました。
この市場は、参入障壁が低いため、多くの企業が容易に市場に参入できます。しかし、一度市場に参入してしまうと、撤退障壁が高いため、企業はなかなか市場から撤退することが難しい状況です。このため、市場には多くの競争企業が存在し、彼らは同じような技術と製品を提供しています。
技術が模倣しやすく、製品も模倣しやすいため、新規の差別化が難しく、 価格競争が激化 する可能性が高いです。少数の顧客が豊富な資金を持っているため、価格よりも製品の品質や特長に価値を見出す可能性がありますが、同時に彼らの要求に合わせるために 追加のカスタマイズやサービス提供が求められる
競争が激しいため、企業は収益を確保するために効率化とコスト削減に焦点を当てる必要があります。しかし、市場が飽和状態になる可能性もあり、価格引き下げや 利益率の低下 が起こるかもしれません。
顧客が横暴で自己の欲求のみを追求する傾向があるため、 顧客満足度の維持が難しい 一方で、顧客との取引は企業の収益に大きく影響する可能性があります。良好な顧客関係を築くことが、競争力を保つために重要です。
まとめると、α市場は競争が激しい市場であり、技術と製品の模倣可能性が高いため、企業は差別化と効率化をバランス良く追求する必要があります。少数の資金豊富な横暴な顧客に対しても価値を提供する戦略が求められます。ただし、市場の飽和や価格競争による収益の圧迫にも注意が必要です。
[あとがき]
中小企業診断士を勉強した人ならなんか以上の結論はしっくりくるのではないでしょうか?
この問題のツボはどこになるのかお分かりになりましたでしょうか?それは、「 撤退障壁が高い 」という部分にあります。なぜって?それについては、本日は長くなりましたの、明日お話ししましょう。
では、また!
*1)ビッグモーター
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC
*2)ビッグモーターの相談 10年間で5倍以上に増加 国民生活センター(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASR706JZ3R70UTFL01D.html