iTunesやGooglePlayと比較しても、日本向けアプリケーションの少なさが目立ってしまうのです。
では、Windowsストアで日本向けアプリがもっと充実すれば、RTはもっと使いやすくなるかと言えば、実際そうだと思います。
ただ、殆どのデバイスがWindows8.1でリリースされている今、それを確認する手段はほぼ無いと言って良いでしょう。
通常のWindowsパソコンであれば、大抵の人が量販店で買ったパッケージや、ブラウザから下ろしたアプリを使う人が多いものです。Windowsストアからダウンロードしたものを使っている人は少ないでしょう。
そしてWindowsストアはアプリ開発者があまり参入したくない要素が2点あります。
まず1点、デバイスの大きさです。
近ごろですとWindowsPhoneなどもあるようですが、Windowsは殆どの人にとって、パソコンで使うOSと言うイメージが身に付いています。出回っているデバイスも大半が10.1インチ以上の画面サイズがあり、RT機は例外なく10インチ以上の画面サイズがあります。
画面が大きいと、それなりに『重い』デバイスになります。
WindowsRT機のデバイスの重さを見てみましょう。
・Vivo Tab RT(ASUS 10.1型ディスプレイ) 525g
・surface2(Microsoft 10.6型ディスプレイ) 676g
・surfaceRT(Microsoft 10.6型ディスプレイ)680g
・Lavie Y(NEC 11.6型ディスプレイ) 1.24kg
Lavie Y以外の3機種はキーボードドックが付くと、やはり1Kg前後にはなります。
ただ、キーボード無しでも、それなりに重量はあるわけです。
そして画面のサイズと重量からわかることは、女性の購買者をあまり見込めないことです。
キーボードの色を多彩にしたことで、Surfaceは女性の購買者を意識していたでしょう。
しかし、10型以上のディスプレイは女性が片手で持つのには少し苦しい重さです。特にLavie Yはキーボード一体型タブレットなので、ほぼ男性向きのタブレットと言えます。
もう一つ、10インチ以上のタブレットは、”女性のバッグには入らない”と言う欠点があります。
女性のカバンはほぼオシャレ用のものが多く、中に入るのは化粧品や小物を入れられる程度の容積しか無いものが多いです。最初からパソコンを入れるようには想定されていません。パソコンを入れようと思えば入るモノは有りますが、パソコン1台入れただけで容積がかなり埋まります。つまり、10インチ以上のタブレットは女性向けになっていないと言っても過言では無いのです。
女性向けバッグは小柄なものが多い為、パソコンを入れるのに向いていません。
つまり、RTタブレットの販売ターゲットは必然的に男性がメインになります。100人中60人くらいにしか売れる見込みが有りません。
更に追い打ちをかけるのが、Windowsストアのプリペイドカードがコンビニに売っていないないことです。
良いか悪いかは別として、日本人はクレジットカードを好まない方が多くいらっしゃいます。Windowsストアの支払いはほとんどクレカのみに近い状態で、日本にはまだまだクレカ文化は根付いていないのです。
一応、家電量販店にはプリペイドカードがあるそうですが、あんまり見かけるものではありません。
よってアプリ開発者にとっても、Windowsストアへのリリースは売れない危惧の方が高く、二の足を踏んでしまうのです。
それこそがWindowsストアのアプリ非充実に?がってしまい、WindowsRTの低評価にも?がるようになってしまったと考えているのです。
とは言え、もうWindowsRTの機種を新発売する気はMicrosoftにも無いでしょうから、恐らくわざわざWindowsストアのにアプリを出そうとする開発するメリットは余計無いでしょうね。
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