毎回私の記事を読んでいただきありがとうございます!!
前回の記事で犬を飼う前に考えるべき5つのポイントについて書かせていただきました。
今回はその続きで子犬に選び方を記事にしたいと思います。
まずはじめに....
「犬と暮らすぞ!」、そう決めた後は、「さて、どんな犬にするか?」ということになります。子犬を選ぶ時には、どんなところに気をつけたらいいのか? そんなお話をしましょう。
子犬の選ぶときに気をつけたいこと
犬と暮らす。それが決まったのならば、次は「どんな犬にしようか?」ということになります。すでに希望の犬種が決まっている場合でも、その前に考えていただきたいこともあります。あなたが希望している犬種は、果たしてあなたに合っているのか? 子犬を選ぶ際、気をつけたいことについてお話しましょう。
犬種特性を知っておくことが大事
一口に犬と言っても、そのすべてが同じような性格・気質・特性をもっているわけではありません。公認・未公認犬種を合わせれば、650以上とも、800以上とも言われる犬の種類。各犬種によって、また同系列のグループによって、気質や特性というものは少しずつ変わってきます。
しつけについて相談を受けるトレーナーさんの間でよく言われるのが、「自分が飼っている子の犬種特性などを知らずに飼っている人が意外に多い」という言葉。それらを知らないがために、しつけにてこずったり、世話に手をやくということもあるのです。
犬種特性を知る大きなヒントは、その犬種の歴史。多くの犬種が人間にとって利点となるところ、都合のいい部分を強調、または消すように繁殖が繰り返されてきました。だからこそ、一つの動物種でありながら、これほどの種類が存在するわけです。
たとえば、愛玩目的であれば小型で扱いやすく、性格も穏やかであるように。猟師が打ち落とした鳥を回収させたいのであれば、スタミナもありながら、鳥を襲うことなく傷つけずに持ち帰れるだけのソフトマウスの犬を望んだように。その犬種が、どんな歴史をもち、なんのために作出、または改良されたのか、どんな仕事をしていたのかを知ると、おのずと基本的な気質や特性が浮かび上がってくるものです。
犬の遺伝子に組み込まれた行動
ここで想像してみて下さい。犬が自力で獲物を獲る姿を。お腹がすいた犬は、まず獲物を「探す」でしょう。懸命に辺りの匂いを嗅いだりして獲物らしきものを見つけ、相手をじっと「見ます」。気づかれないよう、獲物に「忍び寄り」、今度は獲物を「追い駆け」ます。やがて追いついて、「咬みつき」、時に振り回したりなどしながら最終的に相手を「仕留め(殺す)」ます。そして、その犬の空腹は満たされます。
こうした犬の遺伝子に組み込まれた一連の捕食に至る行動は、専門的には「モーターパターン」と呼ばれていますが、ある犬種が作出される段階において、人間が困ると思う部分はなるべく押さえ込まれ、欲しいと思う部分は強調されて繁殖されてきたという側面をモーターパターンからも伺い知ることができます。
その犬種の「得意技」が、即ち特性を指し示す
たとえば、獣猟犬のグループに属し、かつ獲物の息の根を止めることをよしとされてきた犬種は、根源的にはモーターパターンのすべてに渡る要素を平均的に持っていると考えることができます。ここで誤解のないように一言。それが即ち、気質が荒いなどというようなことを意味しているのでは決してありません。
むしろ獣猟犬として活躍するには、人間とそれなりのコンタクトも取れなければならず、飼い主との間に深い絆が築けるだけの安定した気質が必要とされたはずです。ただ、このようなタイプの犬種と暮らす際には、歴史的にそういったバックグランドがあるということだけは、頭の片隅に入れておく必要があるでしょう。
牧羊犬の代表格とされるボーダー・コリーやシェットランド・シープドッグなどは、羊を襲うことなく、駆り集め、誘導する能力はピカイチです。羊飼いとしては羊を傷つけられるのは困りものですから、このような牧羊犬の場合は、モーターパターンで言うところの最後の「仕留める」部分が薄れていると解釈することができます。
イメージどおり? それともイメージとは裏腹?
しかし、「獣猟犬」「鳥猟犬」「牧羊犬」「愛玩犬」などのグループに分けてみても、それは大雑把なもの。個々の犬種には、またそれぞれに違った味わいがあるものです。
小型愛玩犬としてくくられているパピヨン。この犬種と暮らす人達からよく聞かれるのが、「こんなに活発な犬種だとは思ってもみなかった」と、その運動性能のよさを表すような言葉。実際、アジリティーなどスポーツドッグとして活躍する子達もいます。祖先はスペインのスパニエルの一種と伝えられていますが、スパニエルと言えば鳥を対象とした猟犬達。その血を引いているとすれば、活発であるのも頷けます。
ミニチュア・シュナウザーの祖先を探っていくと、スタンダード・シュナウザーやミニチュア・ピンシャーの名が出てきます。ピンシャーとはドイツ語で「テリア」を意味すると。ということは、ミニチュア・シュナウザーの犬種名自体には「テリア」という言葉が入っていなくとも、テリア気質を持つ犬種であることが見えてきます。
俗に「 テリア気質」という言葉がありますが、これはテリア種全般に共通する勇敢で活発、やや闘争的で頑固な気質を表したものです。テリアの中で最も小さいヨークシャー・テリアも、その可愛らしい見かけとは裏腹に、立派にその気質を持っているということになります。
単に可愛いからと、見かけや憧れだけで犬を選ぶのはナンセンス。少しでも自分に合った犬を選びたいものです。
子犬の健康度をチェック
まずは健康が第一。子犬と会った時、次のようなポイントを見てみましょう。
1.便の状態がいいか。下痢をしていると、なんらかの病気の可能性もあり
2.耳の中が汚れていたり、臭くないか
3.鼻が適度に濡れているか。ただし、眠っている時、寝起きには乾いている
4.口の中が臭くないか、歯並びはどうか
5.瞳に輝きがあるか。ただし、眠い時にはやや輝きに欠けることも
6.歩き方や動き方におかしいところはないか
7.被毛に艶があるか
8.見た目よりも骨量があるか。抱いた感じが、見た目よりもずっしりとしているか
9.ワクチンや駆虫などはちゃんと済まされているか
子犬の性格をチェック
次は、子犬の性格も見てみましょう。次のようなテストをしてみると、ある程度子犬の性格を探ることができます。
1.体全体を優しく撫でてみる
2.体を持ち上げてみる(30秒程度)
3.仰向けにさせ、お腹を撫でてみる
4.目を見つめてみる
5.手を鳴らしたり、何か物音をたてて反応を見る
6.子犬が自分に興味をもち、ついて来るか、少し周りを歩いてみる
だいたいは1〜4番の項目において最初は抵抗しても、すぐにおとなしく受け入れるものです。いつまでも抵抗し続けたり、唸り声をあげるような子犬の場合は、やや気が強く、また支配欲も強いタイプと言えるでしょう。一方、抵抗も見せず、されるがまま、緊張したように体をこわばらせている子犬は、神経質で臆病な傾向があります。
5番の音に対する反応では、最初驚くのは普通。すぐに何事もなかったように遊んだりするものですが、体をぶるぶる震わせたり、その場から逃げ出そうとしたり、明らかに怖がっているような素振りが見える子犬は、神経質で臆病なタイプと言えます。
6番では、すぐについて来て、じゃれつくくらいが平均的な子犬。まったく寄っても来ないという場合は、やはり臆病な傾向にあります。
このような性格判別は、あくまでも基本的なもの。性格は遺伝と生活環境の影響を大きく受けます。ですから、子犬を迎えてからの育て方もとても大切です。
その子犬の親犬をチェック
遺伝という視点からは、ぜひ親犬(特に母犬)を見せてもらうことをお勧めします。親犬がどういう性格の子であり、どう育てられているかを見ることで、ある程度予測がつく部分もありますから。
母犬が、あまりに落ち着きがなかったり、ワンワン吠えてばかりいたり、神経質過ぎると思われる場合、また攻撃的過ぎる場合などは、それが子犬にも影響していることが考えられます。親犬を見ることで、子犬の将来的な大きさをイメージすることもできるのです。
ブリーダーさんから連れてくるのであれば、親犬を見せてもらうことが可能。ペットショップなどですと、一般的には難しいところもありますが、ブリーダーさんと密な関係が築けているペットショップでは、親犬を見せてもらえるケースもあります。可能な限り親犬を見せてもらうようにしましょう。みなさん、どうぞ、いい子犬と出会ってくださいね。
『多くの犬や猫が死を毎日怯えながら生きています。
あなたの寄付が一つの命を死から救うことができます!
たくさんの子があなたの助けを待っています。』
他人ごとではありません、もし自分が逆な立場だったらどうですか?
それに誰かがするからいいやではありません あなたの助けも必要なんです。
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