アフィリエイト広告を利用しています

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2021年07月14日

感想部46 「満潮に乗って」 アガサ・クリスティ

満潮に乗って (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

価格: 990円
(2021/7/13 06:52時点)
感想(8件)






梅雨の鬱陶しさと、
ASP一周年に際しての手続きがうまくいかず、
イライラして、なんだか、更新ができていませんでした。

暑いのが本当に苦手で、いやになりますね。
暑いと何もする気になれない。
まぁ、気候がよくてもしたくないのですが。

さて、今日は「満潮に乗って」の感想です。
娘と、リモート鑑賞をしていて、
さて、誰が犯人で、誰が被害者か。を言い当てたりしていたのですが、
まぁ、私は一度見ているし、いや、娘も見ているはずなんだが、
いいねぇ、初見だと思えるところが(笑)

architecture-3488306_640.jpg


爆発事故で死亡した大富豪ゴードン。
遺産を相続した妻のロザリーンは、兄のデビッドに厳しく遺産を管理されていた。
ゴードンの資金援助に頼っていた彼の一族にとって、二人は邪魔者だ。
やがて、死んだとされるロザリーンの前夫の友人という男が現れ、「前夫は生きている」とデビッドを脅迫し、金を要求。
その翌日、男は死体となって発見される。


あらすじとしてはよくある話で、まぁ、この「兄・デビッド」がむちゃくちゃ怪しいわけで、
主音声、というのかしら? 英語で聞けない(解らないもーん)のであれですが、
この役の俳優さんが、こう、なんていうんでしょうか?
あまりにも大袈裟に演じるものだから、
無茶苦茶、そのまま怪しい。
その上で、大塚明夫さんが声を当てているものだから、
まぁ、ますます「こいつが犯人やん」とすぐわかる。

あ、ネタばれている……

kristina-flour-BcjdbyKWquw-unsplash.jpg


しかも、そこに出てきた女性、リンを田中敦子さんがやってた。
少佐とバトーだ。
困った。そう思ったら、もうそれ以外の声に聞こえない(笑)

それよりも、感想。
デビッドが犯人であることはもう書いてしまったので、
それをちょいと棚上げしておいて、

それにしても、こういう男、
すごくハンサムなわけではない。
安定も、安住もない。
優しさも無ければ、あるのは男性的強さだけで、
その強さの中に、時々弱さとか、子供のようなすねた幹事=ただの卑屈さだけども、
それをくすぐられ、すっかり信じ込んでしまう

その結果、泣きを見る人が多い。
このリンもそう。
こんな男はダメだと解っているのに惹かれるのは、
自分が結婚しようと思っている相手をどうしても許せないから

結婚相手への許せないものって、暴力だとか、経済的だとか、
そういったものではなく、どちらかと言えば、感性的なもので、
同調できないような箇所、瞬間的に居心地が悪いと感じてしまう何か
これがあるのとないのとではやはり違うと思う。

sandy-millar-YeJWDWeIZho-unsplash.jpg


趣味嗜好が合わなくても、感じる感覚が合えばいいのだと思う。
どういえばいいのか感覚的なものだから……あれだけども。
まぁ、よく思うのは、自分の好きなものを否定しない人がいいな。
「なんでこんなもの好きなんだ」
と言ってくる人は、いやだな。
「どこが好きなの?」と意味合いが違うからね。

それを踏まえたうえで、このデビッドというキャラクターは、
相手を、自分の強さという個性によって服従できることを知ってて、
それを大いに利用している男だ。
強いオスが持てるを体現しているような人。

推理ものによく出てくる、暴君で権力者で、真っ先に「お金」によって殺される人
とは違い、魅力で相手を服従させる男は、時代の変化。なのかもしれないなぁと。
いや、今だにいると思うよ、金持ちの権力者
だけど、それよりも増えてきていると思う。

だからこそ、最近の「悪い男」というのは、いや昔から居たのだろうけど、
だから、「伊達男」だの「優男」だのという言葉があるのだろうし、
あ、いい意味でも、悪い意味でもよ。両面をも居合わせているという意味でね。
特に最近の「悪い男」は、ずる賢くて、自分の魅力で相手を服従させている気がする。
そして、それが無理になった瞬間、暴力に出る。子供かっ

でもその頃には、女性も女性で、相手に陶酔しているから、
抜け出せなくなる。
しっかりしていた人なのに。なんてよく言われる人も、犠牲者に多いのも、
そんな魅力に当てられてしまているからなのかもしれない。

そう思うと、「悪い人」ってのは、やっぱり、いやぁねぇ(笑)

満潮に乗って (ハヤカワ文庫) [ アガサ・クリスティ ]

価格: 990円
(2021/7/13 06:52時点)
感想(8件)


×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: