はじめに:金投資の現状
新型コロナウイルスの影響や、国際的な緊張が高まる中で、金は「有事の金」として、
資産の避難先とされています。
しかし、金投資で利益を上げた場合、その税金の取り扱いはどうなるのでしょうか。
投資信託と金:分離課税
金価格への連動を目指して運用される投資信託(金ETFなど)は、
通常の投資信託と税金の取り扱いが同じです。
分離課税という課税方法が適用され、合計で20.315%の税金がかかります。
特定口座(源泉徴収あり)を利用すれば、確定申告の手間は省けます。
金地金や純金積み立て:総合課税
金地金や純金積み立てで得た利益は「譲渡所得」として総合課税の対象になります。
総合課税は、他の所得と合算して税額を計算する方法です。
税率は所得によって変わり、5%から45%までの7段階があります。
特別控除と保有期間
譲渡所得には年間で50万円の特別控除があります。
また、保有期間によって「短期譲渡所得」と「長期譲渡所得」があり、
税金が大幅に変わる可能性があります。
注意点:損益通算
金投資の所得については他の所得と損益通算することはできません。
そのため、複数の金融商品で生まれた利益と損失を相殺することはできません。
結論
金投資はリスクヘッジとして有用ですが、利益が出た場合の税金の取り扱いには注意が必要です。
投資をする際には、税金についてもしっかりと確認しておくことが重要です。
この記事が金投資での税金についての理解を深める一助となれば幸いです。
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