とある記事を読んで共感できる部分と今後について甘い考えじゃないかと感じた一部です↓↓
就活時、マクロ経済の悪化で就職できなかった就職氷河期世代が40代になろうとしています。少子化による人手不足で採用環境が改善する一方で、スタート時点で仕事の経験を積むチャンスを失った30代後半〜40代前半世代の中には、非正規雇用のまま、疎外感を味わいながら働いている人が多くいます
目的は、初職(社会人になった時の就職状況)がその後の人生にどのような影響を及ぼすかを探ることです。とくに、正規雇用以外の人の就業状況、所得、婚姻状態、さらにメンタルヘルスについて分析しました
不本意非正規(正社員として働きたいがその機会がなく、非正規雇用で働いている人)は約315万人にのぼる。
、現在の生活満足度について「不満」と答えた人は、男性の場合、初職が正規雇用なら43%だが、非正規雇用は62%と、正規を大きく上回った。女性も専業主婦・主婦パートを除くと、正規は41%で、非正規は45%だ。
◇「初職が非正規」の人は抑うつ度が高い
◇出会いの少ない派遣女子と「稼げない」非正規男子
◇「わなシナリオ」からの脱却を
非正規労働者は将来の雇用不安を常に抱えている。年金や保険などのセーフティーネットも、正社員に比べればもろい。「老後はどうなるんだろう」「病気になったら……」という心配は、年齢を重ねるごとにリアルなものになっていく。何より、組織や社会からの孤立感、疎外感は、人によっては自己肯定感を打ち砕き、根の深い悲しみや怒りとなる。
育てがひと段落し、家計補助 のために働いている主婦と、大学卒業後、正社員としての就職が決まらず、派遣社員の収入で生計を立てている未婚女性とでも立場は違います。後者のほうがよりストレスフルな状況にあると推測されます」
研究では、初職の状況と未婚率の関係についても分析した。その結果、初職が非正規だった人は、男性だけでなく女性でも未婚率が高まることが判明している。
正社員は研修や職場の飲み会など、社内ネットワークに参加できるが、非正規はコミュニティーから締め出されがちだ。その分、どうしても結婚相手を見つけにくくなってしまう。
収入面から結婚も難しくなる。小塩さんが行なった調査によると、男性の場合、初職が正規だった人の平均年収は550万円、非正規だった人は332万円で、200万円以上の差があった。
あえて自由な働き方、生き方を選ぶ人も増えている。だが一方、正社員になれず、結婚できない氷河期世代の生きづらさは、この国ならではの時代錯誤な規範から生まれているのかもしれない。
『わなシナリオ』。非正規割合は今や労働者の40%に達しています。これだけ多くの人が“わな”に捕らえられながら生きている現状を、これ以上放置すべきではありません」
労働人口のボリュームゾーンに当たる氷河期世代。彼らのメンタルの悪化は、国としての健康度の悪化を示すサインでもある。
記事の全文を読んで感じたのは、非正規雇用だけが氷河期でしょうか・・
正社員でも安い賃金のうえサービス残業、休日出勤 リストラ 年金も下がりはじめ 60から65歳以降 どんな生活になるか不安が沢山ある人も意外と多いです。
私が出会った退職者 再雇用の難しさとパートをしてやっと暮らせている、退職金も少なく子供育ても終わり何年もたっているのに今が一番苦しいと話す高齢の労働者が多くて驚きを隠せない。
これが現実かと思いさせられました。
何でも、この期時勢に 例えば中小企業は借入の繰り返し経営をしている退職金もない所に転職しても従業員が幸せな暮らしが可能でしょうか? あなたなら、今現在おかれている立場と生活は満足にいってますか、20代〜50代の先の60歳過ぎてからの生活を想像してみたら どんな気持ちですか?
人それぞれ色々な働き方ありますが福祉を含め 雇用改善 改革はまだまだこれからですかね。
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