警察庁によると、2018年に運転免許を返納した
75歳以上のドライバーは過去最多の29万3000人
免許を失っても悲観することはないように、中高年必読の返納特典を調査
高齢者が過失運転致死傷罪に問われる裁判で、たいていの加害者はどうしてひいてしまったのかと困惑するばかり
高齢者ドライバーの暴走を防ぐ制御装置の普及など、早急な対策の必要性を痛感
75歳以上の高齢者ドライバーによる死亡事故は昨年だけで460件
そのうち約半数が、認知症のおそれ、認知機能低下が指摘されていた
高齢者ドライバーの為の、チェックリスト
運転時認知障害チェックリスト
1.車のキーや免許証を探しまわることがある
2.道路標識の意味が思い出せないことがある
3.スーパーなどの駐車場で車を停めた位置がわからなくなることがある
4.よく通る道なのに曲がる場所を間違えることがある
5.車で出かけたのに別の交通手段で帰ってきたことがある
6.アクセルとブレーキを間違えたことがある
7.曲がる際にウインカーを出し忘れることがある
8.反対車線を走ってしまった(走りそうになった)
9.右折時に対向車の速度と距離の感覚がつかみにくくなった
10.車間距離を一定に保つことが苦手になった
11.合流が怖く(苦手に)なった
12.駐車場所のラインや枠内に合わせて車を止めることが難しくなった
13.交差点での右左折時に歩行者や自転車が急に現れて驚くことが多くなった
14.運転中にミスをしたり危険な目にあうと頭の中が真っ白になる
15.同乗者と会話しながらの運転がしづらくなった
チェックリスト15項目のうち、3つ以上が当てはまったら要注意
7つ以上が該当するなら、専門医の受診をお願いします
これは重大事故を引き起こす運転時認知障害の早期発見のためのものです
自己採点ではなく、ご家族の方が同乗してチェック、ドライブレコーダーで記録した映像で、自分の運転をチェックすることは大切
高齢者ドライバーに、自身の認知機能や運転能力を客観的に知ってもらうことが、自主返納への第一歩
高齢者ドライバーの方に特に訴えたいことは
急ブレーキをきちんと踏めますか?
長年、運転していても急ブレーキを実際に踏んだことのある人は少なく、しっかりと急ブレーキを利かせられたのは100人中、10人もいない
たとえ時速30キロでも、子供が飛び出してきて、ブレーキが1秒遅れれば取り返しのつかないことになることを自覚すべきです
運転免許を自主返納する機運は確実に高まっています
身分証がなくなってしまうと思っている人が多いのですが、実は代わりに運転経歴証明書がもらえ身分証明書になるのです
運転経歴証明書のデザインは運転免許証と瓜二つ
唯一の違いは有効期限が記されていない点
この運転経歴証明書によって、自治体や企業からさまざまな特典を受けられることは意外と多くあり、スーパーがクーポンを配布したり、タクシーの割引など、各種の割引サービスを行っているのだが、まったく知らなかったなどの理由で、何一つ利用したことがない方は、なんともったいないことでしょうか
プロドライバーだった筆者の義理の父も78歳で免許証を返納しました。
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