会社は面接で、モラルのある人を採用したいと考え、色んな質問をしていますが、相手の行動規範の中核をなす部分を探るのは容易な事ではないです
ほとんどの候補者はネガティブな印象を与えることは避けますし、ありがちな質問の模範回答は事前に用意しています
会社が期待する行動の指針として、結果にかかわらず、正しいことを行い、間違ったことを拒否する気質を持っている人は
機密情報を守り、会社の設備やリソースを個人的な用途に使わず、会社の方針に従い、間違いを認め学び、信頼と忠誠心のある関係を構築しようとする
規則を平気で曲げたり破ったりする人材を、それとは知らずに採用したくはない
うそをつく、失敗をごまかすために他者に責任を押し付けたり言い訳をする人、顧客をだます恐れのある人、口が軽く機密情報を漏らす人、企業の所有物を不正利用する人、安全上の注意事項を無視する人を特定し、採用の参考にするのに素晴らしい質問があります
その質問とは
仕事で失敗したときのことを教えてくれますか?
あまりにも単純ですが、この質問にうまく答えることができるのは、誠実で謙虚な人だけです(ほとんどの人は、この質問に対する答えを用意していないため、答えに困る)
いつも正しいことをしようとする人なのかを見極められる可能性は高いです
次の3つの事例から学んでみましょう
Aさんの場合
失敗した経験は思い当たりません
でも、失敗は常に悪いことではないと思います
その人が成功に向けて一生懸命努力していることを示せる場合もあります
ただ、全ての失敗が良いものだと言っているのではありません
ありがたいことに、私には失敗した経験がありません
と無難な答えを返しました
・良い失敗例をポジティブな形で説明することは気後れしてしまうかもしれないが、答えになっていない答えを返すと、逆にネガティブな印象になってしまうかもしれません
・社会人であれば、ほとんどの人が失敗を経験しているでしょうし、面接官は、本当に自分は完璧な人間だと思っているのかと思うかもしれない(その人に成長の意思がないかも?)
・過去の失敗を隠そうとしていたり、常に安全な選択肢を選んできたため、本当に失敗した経験がないと解釈でき、望ましくないことに変わりはない
Bさんの場合
私は昨年、売り上げを35%増加させましたが、自分の中ではより高い目標を立てていたため、失敗したように感じました
自分は単に完璧主義者なのだと思います
と答えました
・自分が実際に失敗したときのことではなく、失敗したように感じたときの話をするという、無難な答えを選んでいて、あまり正直な回答とは言えず、あまり誠実ではないとおもわれる
Cさんの場合
自分が作成することになっていたプロセスコードの最適化を進めていて、壁にぶつかりました
今までの努力を水の泡にしないよう、間に合わせの解決法でメンツを保つこともできましたが、それが最適な解決策ではないことは分かっていましたので、私はチームに、自分が行き詰まっていることを説明し、議論を重ねた後、私が作ったコードを全て破棄し、最初からやり直すことが決まりました
もちろん、最初から正しいものを作っていればよかったと思いましたが、私たちが新たに編み出したソリューションは、製品をいつでも簡単に拡張できるものでした、この経験から、本当に良いものが生まれたのです
チームに対して失敗を認めるのは怖かったですが、それが正しいことだということは分かっていました
・難しい質問に正直に答え、群を抜いて素晴らしい回答をしています
・失敗を認めるのは簡単ではないが、誠実な人は必要なときであれば失敗を包み隠さず正直に認めることができ、失敗を隠そうとしたり、楽な逃げ道を選んだりしない
・理想的には、失敗から学びを得るものです
誠実な人を雇いたい場合は、候補者に仕事で失敗を経験したときのことを尋ねよう
この質問をすれば、あなたの前に座っている人に関する真実を知るための率直な回答を得られるのではないでしょうか
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