65歳以上が対象の制度
高年齢求職者給付金という制度
65歳以上で離職した人に対して、基本手当(失業手当)の代わりに給付されるお金
基本手当と違って、年金と同時に受け取れるなどの利点があります
(退職時に向けて覚えておきましょう)
契約社員Aさんの場合
Aさんは来月67歳で退職することが決まっている
Aさんは、65歳で、今の会社に入社しました
雇用契約は1年単位の契約社員
1日5時間、1週間に25時間働いています
会社側の都合で、次の契約は更新されない事になりました
契約社員なので、雇用保険に入っているかどうかは?
雇用保険は、一定の条件を満たしていれば、正社員に限らず加入し、Aさんは条件を満たしています(給与明細を見て、雇用保険の保険料が引かれているのを確認し、安心しました)
ハローワークで手続きが必要
退職の日Aさんは、会社から離職票を受け取り、それを持って、もよりのハローワーク(職業安定所)に行きます
高年齢求職者給付金は、ハローワークが窓口
自分で手続をしなければもらえません
3つの条件と手順をクリア
高年齢求職者給付金をもらうための3つの条件
*すでに離職している
*就職する意思があり、いつでも就職できるが仕事が見つからない状態にある
*離職前1年間に雇用保険に加入していた期間が6カ月以上ある
Aさんは、3つとも満たしていたので、ハローワークで求職の申込みをします
働く意志を示す必要がある為、指定された日にハローワークを再訪し、失業の認定を受けると、初めて高年齢求職者給付金が出ます
一般の基本手当と異なり
高年齢求職者給付金は全額が一度に支払われる
高年齢求職者給付金の金額
高年齢求職者給付金の金額は、
離職前の6カ月間の賃金をもとにして計算
現役時代の月給の半月分〜1.3カ月分ぐらいになります
Aさんも、当座の生活費の足しになるお金が入って一安心
年金といっしょに受け取って大丈夫
高年齢求職者給付金のもう一つの大きな特徴
年金と同時に受け取れる
高年齢求職者給付金を受け取ることによって、年金は減らされません
年金を受け取りながら働いている人も、安心して手続きできます
「離職票」を持ってハローワークに行こう
高年齢求職者給付金は、65歳以上で職を失ってしまっても、とりあえず生活を維持するために有効な制度
64歳以下の基本手当に比べて、支給額は少ない
一括払いでもらえ、年金との関係も気にしなくて良いという利点があります
退職して離職票を手にしたら、ハローワークへ行き、実際の支給額などをも、計算してもらいましょう
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image