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2019年10月18日

メーカー純正の後付け自動ブレーキ! 自動車メーカーが売らない理由?



メーカー純正の後付け自動ブレーキは売りません!?
自動車メーカーが売らない理由?
アクセルとブレーキのペダル踏み間違いの事故はあとをたちません
高齢者ドライバーによる事故がクローズアップされ、運転免許の自主返納についても話題になっていますが、
後付けのアクセルとブレーキの踏み間違い防止キットはあります
しかし、自動ブレーキの後付けキットは、今現在では存在しません
どうして自動ブレーキの後付けキットは存在していないんでしょうか?
販売されている後付けキットは
アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置です
全国各地で開催されているサポカー体験試乗会にて気になったこと!
新車には手が届かないが、自治体から補助金も出るなら、自動ブレーキの後付けキットを付けてみたいと思うのですが、ここには大きな勘違いがあります





サポカーに関して
東京都や福井県など一部の自治体から安全機能の後付けキットの補助金が出るのは、停止状態からの誤発進を予防するアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置についてなのです
一般的に自動ブレーキと呼ばれることが多い、衝突被害軽減ブレーキは補助の対象ではありません
実は、自動車メーカー純正の衝突被害軽減ブレーキの後付けキットは2019年10月時点で存在しません。
実情としては、自動車メーカーがこうした後付けキットを発売する計画はまったくないのです
サポカー体験試乗会の主催者側の一部にも、こうした勘違いがあるようです

なぜ、自動車メーカーはアクセルとブレーキの踏み間違い防止装置の後付けキットは販売しているのに、衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)を売ろうとしないのか?





ブレーキ機能を保証するのは過大なリスク!
自動車メーカーで純正アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置キット
発売しているのは、トヨタとダイハツだけ(2019年10月)
2018年12月に販売が開始、対象車種は5車種から、2019年内に12車種に増えます
当初はプリウスとアクア向けで発売
赤外線センサーを埋め込むためにバンパーに穴をあける改造など、トヨタとしては異例の後付けキットです
悲惨な高齢ドライバーの事故が絶えない、メーカーとしての社会的な責任を感じた事が導入の背景のようです
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)の後付けキットについては
ブレーキ機能そのものを改造して、その性能をメーカーとして保証するのはとても難しい

今後トヨタ、ダイハツ以外のメーカーの対応はどうなる?
ホンダは、アクセルとブレーキの踏み間違い防止後付けキットについて
電子スロットルだけではなく、ケーブル方式アクセルを含めて、各年代のホンダ車へ対応するべく開発を進めている段階
衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)はブレーキの制御システムは年代や車種によって多種あり、後付けキットとして対応することはかなり難しく、現時点で開発する予定はない

クルマの基本性能は走る、曲がる、止まる
そのなかでもっとも重要なのが、止まること
止まるためにクルマ周辺の状況をシステムが察知して自動でブレーキをかけることは、そもそも自動車メーカーにとって大きなリスクなのです
新型車ならば、各種センサーやカメラ、さらには高精度な三次元地図などを用いるなど最新技術を盛り込むことで、自動車メーカーのリスクを大幅に軽減することができるのです

?アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置は
クルマが動いていない状態(止まっている状態)で、メーカーとしても制御装置そのものの性能を高めることに注力できます
?衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)は
クルマが動いている状態から止めることであり、ブレーキ機能のみならず、クルマの車体、サスペンションなどの経年劣化などがブレーキ性能に大きく関係し、後付けキットを装着したことで、クルマ全体に対する品質保証に及ぼす影響が過大になるのです
自動車メーカーの実情を考えると、自動車メーカー純正の衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)後付けキットを発売することは極めて難しいのです





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