一時期大流行!
タイヤに窒素ガスを充填!
実際にメリットはあるのか?
タイヤに窒素ガスを入れるサービス
10年以上前に流行し、1本充填すると500円、4本で計2000円、という相場が、いまでは無料で充填してくれるタイヤ販売店もある?
タイヤに窒素ガスを入れるメリット?
最初にタイヤに窒素ガスが充てんされはじめたのは飛行機です
航空機のタイヤは過酷な用途で使われる
着陸時には路面との摩擦でかなり高温になり、重量も数百トンもあるので、タイヤへの負担は相当なもの
不測の事態が起きた場合を想定すると、酸素が含まれない窒素ガスのほうが、火災等が起こる可能性を最小限にすることができるのです
特殊な環境での利用
航空機は高度1万mと高い所まで上昇しますが、外気温はマイナス60度という、極低温の環境におかれているのです
当然、水は凍結してしまうため、空気に含まれていた水分がタイヤ内に影響を及ぼし、空気圧は急激に低下します
高度を下げて着陸するまでに、空気圧が戻らなければ大変危険な状態となります
空気中の水分は高温時には水蒸気となり、体積を膨張させるので空気圧が一気に高まるので、航空機のタイヤには窒素ガスを充填しているのです
地上から高い高度まで極端な外気温の変化に対応するために飛行機のタイヤには窒素ガスの充填が必須なのです
空気だって約80%が窒素なので、窒素100%のガスを入れるメリットは?
窒素ガスは、製造工程でほとんどの水分が除去されます
水分が除去されることで、気温が暑くなったり寒くなったり、タイヤが熱くなっても、水分が含まれていないので、事象に左右されることなく常に一定の圧力が保たれます
分子レベルでは空気中の酸素よりも窒素の方が分子の構造が大きく、空気よりも抜けにくいのです
クルマ好きの間ではレース競技で窒素を充填していました
レースではタイヤを交換する時に使うインパクトレンチや、リフトアップするエアジャッキなどに窒素ガスを使っています
高圧で力が必要であることと、安価であることが窒素ガスのメリットなのです
タイヤの空気圧はシビアで、やはりタイムに差が出てくるので、窒素ガスを充填しています
エア抜けしにくい
また熱ダレに強い
空気圧が安定している
カー用品店やタイヤ販売店、ガソリンスタンドなどでは
窒素ガスだと
エア抜けしにくい
タイヤが減りにくい
と説明している
実際に普段クルマを使う上で役に立つ?
窒素ガスを入れるとエア抜けがしにくいが、メンテナンスフリーではなく、徐々に抜けていくので、まったく空気圧を点検しなくても良いということではない
結論、過信は禁物でメンテナンスにきくばりするのがベストのようです
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