ボコ・ハラムは昨年8月初めにグウォザを支配した後、同地を「首都」とする「イスラム国家」の樹立を宣言。ナイジェリア軍は今年3月に同地を奪還したが、周辺は今もボコ・ハラムの勢力下にある。毎日新聞は6月末、ボコ・ハラム支配下のグウォザで数日から数週間過ごした後に自力でカノやアブジャに避難した元住民9人から取材した。
ナイジェリア北東部はイスラム教徒が多数派だが、グウォザはキリスト教徒人口も少なくない。
男性のアリ・ヌジダさん(60)によると、ボコ・ハラムは昨年8月5日夕にグウォザに侵攻、「翌6日から虐殺を始めた」。戦闘員は戸外の男性住民を無差別に銃撃、さらに手当たり次第に家に押し入り、男性を見つけ次第殺害した。アリさん宅にも4人の戦闘員が来たが、トウモロコシを入れた多数の袋の隙間(すきま)に隠れ、難を逃れたという。アリさんは「男性16人が殺された家もある」と証言する。
女性のハリマ・ハッサンさん(35)の家には近所の住民が避難していた。男性たちにはイスラム教徒の女性用のベールを着せてかくまったが、戦闘員はある日、全員のベールを脱がせるなどして男性を見つけ出し、戸外に連れ出した。ハリマさんの目の前で10人が喉をかき切られたり、銃で撃たれたりして殺害された。「(ショックで)精神的におかしくなってしまった」と沈鬱な表情で振り返る。
http://www.cybozu.net/news/international/20150712k0000e030105000c.html
怖すぎ・・・
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