兄弟姉妹に少ない不動産、資産を全部
放っぽり投げて逃げてもいいのであるが
生憎と妹が2人の3人兄弟で妹2人は嫁にいっており
ただひとりの男である私が跡取り確定であります。
8年前に父親が死に借入金の担保物権である
不動産の名義変更の際に、その借入金の多さに拘らず
なんだか自分がそれだけの重荷を背負わなければ
ならないのだという自覚すらなかった。
では、今はあるのかと聞かれたら、生まれつきの能天気か
やはり今ひとつ、ピンと来ない。
お前は長男なのだから、しっかり働いて完済しろとか
自分のことでない親戚縁者は勝手なことを言うけども
もう一度、生まれ変わって一生働いても返済できる額では
なさそうな金額をどう残りの人生の期間で稼げというのか?
もともと、長男は家族や家、土地を守り大きな禍を起こさず
次代に繋ぐという・・・感覚的になんとなく分からないことも
ない伝統のような長男の心得みたいなものがある。
ところが自分には長男としての自覚にも欠け、
お金を稼ぐというような才覚にも特に恵まれず、
どちらかと言うと、ずっとお金とは縁遠いところにいた気がする。
どん底というほどのものは見ていないけども、お金に恵まれて
いなかったので、惨めな気持ちは何度か味わった。
贅沢とかいうものとは一切関わらなかったし、
関わりようもなく、無ければ無いで、贅沢を望まなければ
何とか生きていけるものだと言うことはわかっている。
お金がなかった割にはお金に執着心が余りないのは
何故だろうと自身の心を覗くことがあるが、未だ不明である。
お金で人の心は揺れるし、変貌することも見てきてるし
理解もできる。
ただ、いつも思うのは絶対にお金では買えないもの、
お金では動かしようのないものがこの世にはあるように思う。
人によっては、それはお前がお金で本当に苦労してないから
青臭い、甘っちょろいことが言えるのだと糾弾される場合がある。
そうなのかも知れない。でも、あると思う。
お金なんて、自分の生活維持保証か自由を買う一つの手段であろう。
こんなのが長男ですから家族は苦労します
駅 森山良子さん
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