ツーリングから戻って洗車したので見た目はきれいですがこちらもしばらくやってなかったので片付けてしまいます。
2014年11月以来、3000km走行です。
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これらも安全走行に重要な部分なので十分に注意して行うか、自信なければバイク屋さんにお願いしましょう。
1.マスターシリンダーのキャップを緩めておきます。
ブレーキフルードは塗装を傷めるので養生しておきます。
念のためブレーキローターにも布などをかけておきます。注油時に飛んだオイルが付着すると厄介なので。
2.12mmのメガネレンチでフォークにとめてる2本のボルトを抜いてキャリパーを外します。
3.パッドピンをとめてるクリップを抜き、パッドピン、パッド、パッドスプリングを抜きます。
4.ゴムの蛇腹を抜いてスライド機構を抜き取ります。
5.それぞれを洗っておきます。
6.そばにバケツを置き、準備OK。
7.ここが今回のメインです
ピストン周辺に砂などが付着しているので、古歯ブラシなどで洗います。
キャリパーは雨の中走っても大丈夫な構造なのでバケツにいれてジャブジャブ洗っても問題ありません。
8.250TRは2ピストンなので、一方を押し下げ、片方だけ押し出します。
このとき出しすぎるとピストンが抜けてフルード交換とエア抜きが必要になってしまうので気をつけましょう。
パッドを仮に挟むか、パッド2枚分くらいの何かを挟んでも良いでしょう。
9.見える範囲を綺麗にしたら、ピストンスパナでピストンを回転させ、裏側も綺麗にします。
10.潤滑のためシリコンスプレーを塗布します。
ここはピストン(金属)とシール(ゴム)の潤滑になりますのでシリコングリス系のものを使用します。
先日のレバー潤滑に使用したリチウムグリスは金属同士用なので不向きです。
商品名メタルラバーというものも自分でメンテする方に人気のようです。
11.スプレーを塗布したらピストン押し下げ→押し出し、スプレー塗布を満足いくまで繰り返します。
今回は5回ほどやりました。握力的に厳しい作業です。
長年メンテされていない車両の場合、目立って動きが良くなることもあります。
12.もう一方のピストンも同様に清掃と注油を行います。
最後に両方のピストンを押し込み、余分なシリコンオイルをふき取っておきます。
飛んでローターに付着するのを防ぐためです。
清掃注油完了の図 ぴかぴかで気持ちいい。
13.スライド機構の蛇腹に隠れる部分にグリスを塗ります。
少量でOK。大量に塗りつけて万一溢れてブレーキローターに付着したらブレーキが利かなくなって大変なことになります。
パッドピンにも薄くグリスを塗っておきます。
14.蛇腹ゴムにアーマオールまたはポリメイトを塗ります。シリコングリスを塗りこんでもいいでしょう。
15.元通り組み付けます。
16.非常に重要な確認作業
マスターシリンダーのキャップをしっかり閉め、ブレーキレバーをタッチが普通の状態に戻るまで何度も握ります。
ないとは思いますが何度握ってもふわふわなら、エアが入ってしまったのでエア抜き作業が必要になります。
マスターシリンダーから万一フルードが滲んでで周辺に付着してしまったら、水拭きしましょう。
最後に各部のボルト・ネジの締め忘れがないか確認しましょう。
もともとさほど汚れていなかったの効果は大きくありませんが、すこしだけブレーキタッチが良くなりました。
使用状態にもよりますが年一回くらいやりたいものです。
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