新見市は「さそり座の女」の作曲者として知られる同市出身の作曲家中川博之さん(73)=東京=に初の市民栄誉賞を贈ることを決めた。少年時代を過ごし、作曲家になった後もコンサートやイベントで来新するなど同市と密接にかかわっているのが理由。6月6日に市役所で表彰式を行う。
中川さんはソウル生まれ。終戦後、父親の実家があった新見市哲多町宮河内などで生活し、1955年に上京。独学で音楽を勉強し、「ラブユー東京」「夜の銀狐」など数々のムード歌謡曲を世に送り出してきた。
作曲数は1500曲以上、レコード・CDの売り上げ枚数は450万枚以上。千屋小(同市千屋花見)の校歌をボランティアで作曲したこともある。
市は1月、郷土の名声を高めるなどした人をたたえようと、市民栄誉賞表彰規則を制定。第1号に中川さんを選び今月14日、市まちづくり審議会に諮問していた。
27日、同審議会の山本栄一会長が市役所を訪れ「歌謡界の第一線で活躍しており、市民栄誉賞にふさわしい」と、答申書を石垣正夫市長に手渡した。
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