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2018年11月20日

【新世代!9700K】intel社Coffee Lake-S Refresh「Core i7-9700K」をレビュー

IMG_8272.jpg
今回ご紹介するのは2018年10月20日に発売されたintel社「Core i7-9700K」でございます。

10月20日に発売されると思いきや延期を繰り返し発売が遅れました。

また発売当初は品薄状態が続いて最近ようやく出回りました。

今回の「第9世代」にあたる「9700K」は旧世代である「第8世代」の「8700K」と1978年に発売された16ビットCPU「Intel 8086」が登場し40年が過ぎ「40周年記念」の希少価値ある「Core i7-8086K」と比較してみたいと思います。

「Core i7-9700K」と「8700K」の進化はどの位?


簡単にスペック表を作成しました。

開封の儀

外観

「Core i7-9700K」のスコアを検証

ひと通りゲームしてみた感想

良かったところ

総評

関連商品

CPU core i7 9700k core i7 8086k core i7 8700k Ryzen 7 2700X
コア数
8 6 6 8
スレッド数
8 12 12 16
ベースクロック
3.6GHz 4.0Ghz 3.7Ghz 3.7Ghz
ブーストクロック
4.9GHz 5.0Ghz 4.7Ghz 4.35 Ghz
L1 cache
512KB 384KB 384KB 768KB
L2 cache
2MB 1.5MB 1.5MB 4MB
L3 cache
12MB 12MB 12MB 16MB
対応メモリ
DDR-2666 DDR4-2666 DDR4-2666 DDR4-2933
TDP
95W 95W 95W 105W
価格(11/20)
53,071円 62,616円 52,700円 38,149円

「9700K」は「8コア16スレッド」となることなく「8コア8スレッド」とスペックダウンしているではないかと心配になりますが「Hyper-Threading Technology=HTT」が省かれており2倍の「16スレッド」ならないのです。

ちなみに「HTT」とは・・・。

Windowsの方でCPUのコア数を2倍にすることで処理の効率化を図る技術のことです。

とにかく性能が落ちるのでは・・・と心配になります。

後ほど、それそれのゲームの「平均フレームレート」を見ていきます。


IMG_8225.jpg
IMG_8243.jpg

IMG_8233.jpg


9700K.jpg
9700K.1.jpg

PC構成
【CPU】「9700K」「8086K」「8700K」
【マザーボード】「ROG STRIX FORMULA X」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE RGB DDR4 3000MHz 8×4/32GB」
【GPU】「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」

「Ryzen」
【CPU】2700X
【マザーボード】「ROG STRIX X470-I GAMING」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE RGB DDR4 3000MHz 16×2/32GB」
【GPU】「ROG-STRIX-GTX1080TI-O11G-GAMING」

「1080Ti」を用いて「定格」と「オーバークロック」
スクリーンショット (978).1.png

「オーバークロック」すると大きくスコアを伸ばしました。

シングルで「4.9GHz」も、あるので納得できます。

これはゲームにて大きく恩恵を受けるに違いないと期待できます。

スクリーンショット (988).1.png
「TimeSpy」「timeSpy-EX」では「8コア16スレッド」の「2700X」が少し上げてますが「FireStrike」では「9700K」が優位なスコアとなりました。

同じ「8コア」ですが「HTT」の有無の差で「8コア8スレッド / 16スレッド」は「TimeSpy」と「FireStrike」でスコアが大きく分かれました。

ベースクロックは「9700K=3.6GHz」、「2700X=3.7GHz」となりますがブーストクロックは「9700K=4.9GHz」に対し「2700X=4.35GHz」なのでオーバークロックの伸びが小さかった。

またキャッシュは「9700K=512KB / 2MB / 12MB」に対し「2700X=768KB / 4MB/ 16MB」となっていますのでコスパとして考慮するならば「3万円後半」で買えてしまう「2700X」は驚くべきパフォーマンスを秘めていると言えます。

次は「CPU性能」を見てみます。

Cinebench R15ー「CPU性能」
cinebenchR15.sc.png

「シングル・マルチスレッド」
スクリーンショット (980).1.png
「Cinebench R15」でもオーバークロックによる伸びは大きいです。

特に「マルチ・スレッド」では大きく伸ばしています。

最近になって価格が、やや落ち着いた「ハイエンドCPU」と比較してみます。

「9700K」「8086K」「8700K」「2700X」の比較
スクリーンショット (979).1.png
「マルチ・スレッド」では「2700X」が独走状態ですが「シングル・スレッド」では「8700K」より大きくスコアを伸ばしています。

「シングル・スレッド」の「4.9GHz」のパワーを持つ「9700K」が「8086K」と「8700K」を超え圧勝の結果となりました。

SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
shadow title.jpg
「平均フレームレート」
スクリーンショット (981).1.png
ここでは「9700K」のシングルパワーが意外に伸びず「3万円前半」で買える「9600K」が一番スコアが高いという結果になってしまった。

RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」DX11
tomb rader sc.png
「平均フレームレート」
スクリーンショット (983).1.png
「シャドウ」では「9600K」とほぼ同じスコアを並べましたが「ライズ」では「9700K」が他より大きく突き放し圧勝し筆者はホッとする。


ここで「2700X」を2世代前の「7700K」と入れ替えて「×700シリーズ」の「フルHD」でスコアをまとめてみました
スクリーンショット (982).1.png
旧世代の「8700K」は意外にスコアが低く「9700K」は「8700K」より「25%」スコアを伸ばしました。

デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」DX11
deus sc.png
「平均フレームレート」
スクリーンショット (984).1.png
ここでも「7700K」と比較します。

スクリーンショット (987).1.png
世代を超えるごとに着々と進化しています。

「9700K」は「7700K」と比較して「10%」もスコアを上げました。

「9700K」のポテンシャルは納得いくスコアになりました。


「シャドウ」では「9600K」「8086K」と比べ体感的に違いはありません。

「ライズ」では「4K」にてゲームをしたときに大きな違いがありました。

最高画質設定でフレームレートが最高「99.77fps」から最低「39.19fps」となり非常に安定した「4K」ゲームをご堪能することができます。

「9700K」は2〜3年前のゲームなら「4K」の「60FPS」で遊べるのが最大の魅力です!

遂に「4K/60fps」が常識になりつつある時代へ突入します。


「9700K」は「8コア8スレッド」という「HTT」を省いたことで期待外れなスコアを心配したが全く問題ありませんでした。

オーバークロックの伸びしろが素晴らしい!

歴代の「Core i7」の中でもダントツ!のポテンシャルを秘めています。

安定重視の「9700K」は約5万円の価格に見合う納得いくスコアを叩き出し「ゲーム専用」として最高のパフォーマンスを持ったCPUとなりました。

「9700K」から「7700K」の2世代に渡って検証した結果、着々と進化していることが分かりました。

「9700K」と「8700K」の価格面(11/20現在)では・・・。

「9700K=53,071円」、「8700K=52,700円」という僅か数百円の差で、これほどのパフォーマンスに違いがあるのはもったいないです。

今回のマザーボードの「Z390 / Z370」シリーズのチップセットはは互換性を持っています。

これから「CPU」を買い替えることを検討するなら絶対に「9700K」をオススメします!

「9700K」はゲームに最適化されたハイパフォーマンスを魅せます!

是非!新世代GPU「RTXシリーズ」と組み込んでみませんか?


お目通し戴き、ありがとうございました。

もしも、お時間がございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。

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