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2019年02月11日

【Z390を極める人へ】ASUS社「ROG MAXIMUS XI FORMULA」をレビュー

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今回ご紹介するのは2018年10月下旬に発売されたASUS社のインテルのチップセット「Z390」を搭載したATX「ROG MAXIMUS XI FORMULA」でございます。

「MAXIMUS FORMULA」シリーズは2008年から発売され「オーバークロック」、「サウンドチューニング」、「徹底されたヒートシンク設計」などパフォーマンス重視した「コアゲーマー」に向けた「極めるゲーマー」の為にあるマザーボードです。

旧世代「ROG MAXIMUS IX FORMULA」から新世代「ROG MAXIMUS XI FORMULA」で大きく変わった点

?スッキリしたデザイン(ツートンカラーを採用せずブラックで統一)

?「SSD M.2」の設置が1列に2枚、並べることで省スペースを図る

?「Z390」における「USB3.1 Gen2(10Gb/s) 」の追加

「ROG MAXIMUS XI FORMULA」はASUS社のマザーボードの中で最も支持されているのはゲーマーだけでなくインテリアを重視した方にも支持されています。

「Z390」と「Z370」の違い


簡単に比較表を作成しました。

「ROG MAXIMUS XI FORMULA」の特長

開封の儀

外観

「ROG MAXIMUS XI FORMULA」をチェックする

新世代「XI」と旧世代「X」の違い

スイッチオン!

チップセット Z390 Z370
ソケット形状
LGA 1151 LGA 1151
サポートメモリ
DDR-2666 DDR-2666
最大メモリ容量
64GB 64GB
PCI Express 3.0レーン
24 24
PCI Express構成
x1, x2, x4 x1, x2, x4
USB3.1 Gen2(10Gb/s)
6 -
USB3.1 Gen1(5Gb/s)
10 10
RAID構成
PCIe 0, 1, 5 PCIe 0, 1, 5
SATA 0, 1, 5, 10 SATA 0, 1, 5, 10

「Z390」の「USB3.1 Gen2(10Gb/s) 」が進化しただけで「Z390」と「Z370」の違いを探してみると大きな変更点はありません。

今回の新世代「Z390シリーズ」は「Z370シリーズ」と互換性を持つのが最大の特長です。

旧世代「ROG MAXIMUS X FORMULA」と違いを見ていきながらレビューしたいと思います。

?デスクトップ向け第8世代/第9世代Intel-Coreプロセッサ用LGA1151ソケット搭載

?CrossChill EK IIIとウォータークーリングゾーン: 過熱するアクションでもシステム温度をキープ
ROGエコシステム: ASUS独自のAura Sync RGBライティング、ノーマル/アドレサブル両対応のRGBヘッダーを搭載

?ゲーミングコネクティビティ: Aquantia 5G LAN, Intel Gigabitイーサネット、LANGuard、2x2 802.11ac Wi-Fi、デュアルM.2、USB 3.1 Gen 2 Type-A/Type-Cコネクター

?簡単に自動化されたワンクリックオーバークロック、BIOSによる高度な制御で広範なオーバークロックオプションを提供

?ゲーミングオーディオ: SupremeFXとSonic Studio IIIの組合せにより、シーンに奥行きをもたせ、没入感を向上します。

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内容物
User's manual
1 x ROG logo plate sticker
1 x 2-Way SLI bridge(s)
2 x SATA 6Gb/s cable(s)
1 x M.2 Screw Package
1 x Supporting DVD
1 x ASUS 2T2R dual band Wi-Fi moving antennas (Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac compliant)
1 x Q-Connector
1 x Extension Cable for RGB strips (80 cm)
1 x Extension cable for Addressable LED
1 x Thermistor cable(s)
1 x ROG coaster(s)
1 x USB 3.1 Gen 1 Header to USB 2.0 adapter cable
1 x ROG weave SATA 6G cable
1 x ROG Thank you card

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まず電源周りと冷却設計を見てみます。

「VRM電源」は10フェーズです。

「フェーズ」・・・数が多いほど安定性が良くなり、オーバークロックなどの耐性も上がります。

その耐性を強化するため電源周りを「水冷/空冷」で冷却することができます。

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緊急時に「スタート」「リセット」が備えています。

特に「ベンチマーク機」として、お使いなら、とても便利です。

「メモリスロット」がブラックに統一して高級感が増しました。

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強化したABS製カバーは幻想的なライティングを演出します。

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「SATA」が6口、「USB3.1」が2か所に配置し配線が隠しやすくなりました。

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マザーボード下部はPCケースに換装する際、接続系統が「一直線上」に並んでいるので接続がしやすく景観上に優れます。
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音源のチップ「SupremeFX」は別途、サウンドカードが必要ないくらい高音質で臨場感、溢れるサウンドチップを搭載しています。

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通常のCPUピンは「8ピン」に「4ピン」加え追加しました。

インターフェースを見てみます。

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まず驚いたのが「ディスプレイポート」端子がありません。

緊急時には「HDMI」で十分という解釈でしょう。

各、緊急時に役立つボタンが並んでいます。

緊急時にマザーボードの接続トラブルなどでマザーボードを初期化する「クリアCMOS」がボタンで行うことができます。

ネット環境が不便な場所には付属の「Wi-Fi」を使って無線接続ができます。

次は新世代「ROG MAXIMUS XI FORMULA=XI」と旧世代「ROG MAXIMUS X FORMULA=X」の違いを見てみます。

まず左「XI」と右「X」を並べます。

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「X」は全体的に「グレー」を基調した仕上がりに対し「XI」は所々「グレー」がありますが、ほぼ「ブラック」で統一して重厚感が増し高級感があります。

「XI」のほうがフラットの部分が多くなりスッキリしました。

左「XI」、右「X」
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「XI」では「SSD M.2」の配置上、ボタン電池が、はみ出しております。

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二枚、並べられるので省スペースかつ高効率設計です。

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カバーの裏側には2枚の冷却シートを備えています。

ちなみに「X」で2枚併設の場合

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ソケットアダプターが支柱に立っていてPC内部の環境によって何かと干渉しやすかった。

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「メモリスロット」はツートンカラーからブラックに統一して高級感がグッと増しました。

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真ん中のディスプレイ「OLED」は少し大きくなり白の発色が綺麗になりました。

それでは「CPU」を換装します。

CPUは「Core i9-9900K」を使用します。

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向きを間違えず慎重にCPUを置きロックします。

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メモリを挿して準備完了!

ジワーっと「OLED」がスクリーンに映ります!

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「FORMULA」とすずりを演出します!

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おぉ!カッコイイ!!

ユーティリティソフトの「ASUS Aura」を使えば「マザーボード」だけでなく「グラフィックボード」から「メモリ」まで同期して様々なライティングを楽しめます。

「ASUS Aura」ダウンロードはこちら

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「LiveDash」はOLEDディスプレイを使ってPCの状態を表示します。

「LiveDash」ダウンロードはこちら


メニュー画面です。
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「CPU温度」を表示させたければ・・・

LV.5.png
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テキストを入れたかったら・・・

LV.2.png
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こういった感じで色々と試しながら「オンリーワン」にカスタマイズできます。

使ってみた感想


組んでみて接続系統が「一直線上」に並んでいるのが、とても感触が良く綺麗に接続できます。

自分にとって使わない端子も外側に配置しているのもGOOD!

マザーボード裏面が1枚のプレートで強化されているので静電気防止の作業用手袋の繊維が作業の際に引っ掛からず接触金属に触れないから安心できた。

作業手袋が金属バーツに引っ掛かり破損するケースが結構、多いです。

LEDイルミネーションですが白い筋に沿って乱反射で照らす構造なので「ROG」のロゴがほとんど光りません。

ここは派手に輝いて欲しかったです。

良かったところ


?接続系統が一直線上に並んでいることでPC内部の景観がスッキリします。

?メモリスロットも含め全体的にブラックで統一することで高級感抜群!

残念な点、注意する点


?ハイエンドのマザーボードの割に「VRM電源」のフェーズ数が少ない。

ガチのオーバークラッカーの方なら、ちょっと不満かもしれません。

?LEDイルミネーションが思ったより控えめです。

あまり輝くしたくない方には丁度、良いかもしれません。

総評


元々は「Z390」と「Z370」のチップセットの性能差にほとんど違いがないので「インテリア重視」ということで満足です。

ブラックに統一したデザインは、まさに「FORMULA」らしいマザーボードでした。

「幻想的なマザーボード」は本当に美しいです。

一度、「ROG MAXIMUS XI FORMULA」を用いて異次元空間をご堪能あれ!

お目通し戴き、ありがとうございました。

本日の1票をお願いします。



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