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1. 第12世代「Alder Lake」の進化点
2. 高効率コアはハイフレームレートが得意!?
3. PCIe4.0は短命に終わりPCIe5.0へ進化
4. DDR5とDDR4の違いとは?
5. 開封の儀
6. 外観
7. 「Core i9-12900K」のスコア検証
8. 使ってみた感想
9. 良かったところ
10. 残念な点、注意する点
11. 総評
12. 主な仕様
13. 関連商品
14. トレンドアイテム
15. お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
第12世代「Alder Lake」の進化点
第12世代「Alder Lake」の進化点
第12世代「Alder Lake」からCPUサイズが一回り大きくなりました。
今までのソケット「LGA1200」や「LGA15xx」と互換性はありません。
一部のマザーボードでは「LGA1200 / 115x」が対応することもあるので各自、確認してみてください。
まずスペックを見てみます。
世代 | Alder Lake (12th) | Rocket Lake (11th) |
I/O Voltage | 1.1V | 1.2V |
PCIeレーン | 16+4 | 16+4 |
レーン分割 | 1×16+4 / 2×8+4 | 2×8+1×4 / 1×8+3×4 |
対応メモリ | DDR5-4800 / DDR4-3200 | DDR4-3200 |
ゲーム性能やレンダリング処理にかかる時間がさほど変わらなければ無理に「DDR5」を買わなくても良いでしょう。
筆者が気になるのは2022年1月5日に発表された「B660/H610」は「DDR4対応」です。
「DDR4」はデザインなど拘ったせいで大量に集めてしまいました。
そこで「B660/H610」は「DDR4対応」なのが非常にありがたいです。
「B660」「H610」は「DDR4」が対応するので「DDR4/5」の比較して両者の違いをお伝えしたいと思います。
それでは「Core i9-12900K」の強みである「P/Eコア」はゲームにどんな恩恵を受けるのか後ほどスコアを見ていきます。
開封の儀
開封の儀
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外観
外観
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「Core i9-12900K」のスコア検証
「Core i9-12900K」のスコア検証
【CPU】INTEL社「Core i9-12900K」
【マザーボード】ASUS社「ROG STRIX Z690-I GAMING WIFI」
【メモリ】CORSAIR社「VENGEANCE DDR5, 4800MHz 32GB(16GBx2)」
【GPU】ASUS社「ROG-STRIX-RTX3090-O24G-GAMING」
【PSU】クーラーマスター社「V850 SFX GOLD」
【AIO】ASUS社「ROG RYUO 240」
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blender(BMW V2.90)ー「CPU」
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Cinebench R20ー「CPU」
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3D MARK
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「zombie army 4」−「デフォルト設定」
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「ファークライ5」−「デフォルト設定」
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ディビジョン2−「デフォルト設定」
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SHADOW OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
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RISE OF THE TOMB RADER−「デフォルト設定」
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デウスエクス マンカインド・ディバイデッド−「デフォルト設定」
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strange brigade−「スケール150%」
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ゴーストリコン ワイルドランズ−「デフォルト設定」
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ベンチマーク中の消費電力(Watt)
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トータルスコア
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使ってみた感想
使ってみた感想
しばらく旧世代「11900K」を使っていたせいか「フルHD」「WQHD」のフレームレートが実感するほど、かなり伸びました。
試しにややロー寄りの「RX6600XT」で遊んでみました。
「RX6600XT」でも十分、効果は発揮します。
例えばゲームの場合、瞬間的な高負荷がかかってもカクツキの立ち直りが「11900K」と比べて圧倒的に速いです。
ただ熱量は相当あるのでしっかりした冷却対策が必要です。
簡易水冷でも軽く「70℃」を超えるのでエアフローなど再度、適正か見直したほうが良いでしょう。
バックプレートはLGA1700専用を用意しておいたほうが無難です。
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良かったところ
良かったところ
?フルHD、WQHDのフレームレートが劇的に上がりました。
ゲームも良し!レンダリング、画像編集も良し!
「12900K」はオールマイティーに仕事をこなします。
徹底的にゲームをするなら「Core i9-12900K」の一択です。
?マルチスレッド性能は「5950X」とほぼ互角です。
?旧世代(11900K)では爆熱の空回りでしたが「12900K」のワットパフォーマンスはかなり改善されました。
残念な点、注意する点
残念な点、注意する点
?旧規格「LGA1200」のマウントでは、やや温度が高めになります。
恐らくCPUとクーラーが均一に密着せず偏りが原因と思われます。
筆者の締めかたに問題があると思いますが適当に4点ネジを締めたら軽く「100℃」に達しました。
何度か締め直して、どうにか「80℃台」に収まりました。
やはり「LGA1700」に対応したマウントが必要です。
?グラフィックボードによりますが電源ユニットは少なくとも「850W」はあったほうが良いです。
電力不足で赤いランプが点灯します。
?「DDR4」でも十分、発揮しますがポテンシャルを最大限に活かすなら高価な「DDR5メモリ」が推奨されている。
?マザーボードのチップセット「Z690」は高額で手が出しにくい。
少しでも費用を抑えたい方は廉価版「B660」「H610」をオススメします。
?「BIOS画面」までの起動時間が、やたら長い(20秒くらい)です。
一瞬、接続ミスか?!とヒヤッとします。
そのくらい間があります。
総評
総評
一新された「Alder Lake」はとにかくゲームに強いです!
インテル最強説が蘇るほど素晴らしいパフォーマンスを証明してくれました。
「11900K」ではポテンシャルを十分に引き出せず熱量、駄々洩れのストレスでした。
「12900K」の登場によって今までのストレスが嘘のように消えてなくなりました。
それくらい軽快で使っていて気持ち良いです。
これから自作PCをアップグレードをご検討する方、自作チャレンジする方には是非「ハイブリッドアーキテクチャ」の凄さを体験してもらいたいです。
お目通し戴き、ありがとうございました。
AD: N.K
主な仕様
主な仕様
ソケット形状 -LGA1700
コア数-16コア
スレッド数-24
クロック周波数-3.2GHz
最大動作クロック周波数-5.2 GHz
関連商品
関連商品
トレンドアイテム
トレンドアイテム
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
お時間があれば、こちらも目を通して戴けると幸いでございます
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レーン数 | PCI-e 3.0 | PCI-e 4.0 | PCI-e 5.0 |
---|---|---|---|
x1
|
2GB/s | 4GB/s | 8GB/s |
x4
|
8GB/s | 16GB/s | 32GB/s |
x16
|
32GB/s | 64GB/s | 128GB/s |
「PCIe5.0」は旧世代の「PCIExpress」と完全な下位互換性があります。
あくまで理論上ということですが 「転送速度」は世代を渡るごとに、2倍も進化しています。
今まではグラフィックボードに関して言えば「PCIe3.0」と「PCIe4.0」の差は、あまり変わりなく誤差の範囲でした。
ストレージ(M.2 NVME)の場合は大いに恩恵を受けるので試してみる価値はあると思います。
DDR5とDDR4の違いとは?
DDR5とDDR4の違いとは?
チップセット「Z690」はDDR5を推奨しますがDDR4で対応するマザーボードが存在します。
位置づけとしては「下位モデル」になりますが「DDR5」と比べて大きな差はないとされています。
今ようやく「DDR5」があちこちのショップで在庫を見かけるようになりました。
フラッグシップに拘らなければ「DDR4」でも十分「Alder Lake」の性能を引き出せるとのことです。
それでは「DDR5」と「DDR4」の違いを挙げてみます。
CPU | core i912900K | core i911900K | core i910900K | Ryzen9 5950X |
コア数 | 16(8P+8E) | 8 | 10 | 16 |
スレッド数 | 24 | 16 | 20 | 32 |
ベースクロック | 3.2 GHz | 3.5 GHz | 3.7 GHz | 3.4 GHz |
ブーストクロック | 5.2 GHz | 5.3 GHz | 5.2 GHz | 最大 4.9 GHz |
L3 cache | 30 MB | 16 MB | 20MB | 64 MB |
対応メモリ | DDR5-4800 / DDR4-3200 | DDR4-3200 | DDR-2993 | DDR4-3200 |
TDP | 125W | 125W | 125W | 105 W |
「Alder Lake」の進化点を簡単にまとめてみました。
?長年使われてきたプロセス「14nm」から「10nm」へ微細化
?最上位モデルでは「Pコア=高性能コア」「Eコア=高効率コア」を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用
?Windows 11で「Intel Thread Director(ITD)=スレッドを使い分ける機能」が追加
?「PCIe5.0」のサポート
?DDR5メモリのサポート
高効率コアはハイフレームレートが得意!?
高効率コアはハイフレームレートが得意!?
インテル社は初めて「Pコア=高性能コア」「Eコア=高効率コア」を組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用しました。
簡単に言えば今までCPUは「同一スレッド」であらゆるプログラムデータを処理してきました。
新しくなった「Pコア」「Eコア」はスレッドが重要な役割を果たします。
「Intel Thread Director(ITD)」を搭載することで「スレッドを使い分ける機能」が追加されました。
「スレッド」が最も効率良く処理できるコアが何かをOSに対してアドバイスする機能とのことです。
この「ITD」こそ「Alder Lake」の強みです。
「Pコア」「Eコア」の主な役割をまとめてみました。
?「Pコア」・・・高い負荷は、全般的に「Pコア」で処理される。
それ以外は「Eコア」へ流れます。
?「Eコア」・・・動画再生、ゲーム音声処理、バックグラウンドで実行されるエンコード処理、処理負荷が低いスレッドなど。
つまり従来までは負荷が低い仕事もメインスレッドが処理していたことが非効率だったということになります。
よってスレッドの高効率化によってフルHDなどハイフレームレートがボトルネックの打破が期待できるとのことです。
PCIe4.0は短命に終わりPCIe5.0へ進化
PCIe4.0は短命に終わりPCIe5.0へ進化