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2016年11月07日

[ネタバレあり]シティ・スリッカーズ(1991)〜人生に必要なのは、愛と勇気と有給休暇

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「シティ・スリッカーズ」City Slickers(1991・米)


脚本/ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル
製作総指揮/ビリー・クリスタル
製作/アービー・スミス
撮影/ディーン・セムラー
美術/ローレンス・G・ポール
音楽/マーク・シャイマン
編集/O・ニコラス・ブラウン
出演/ビリー・クリスタル、ダニエル・スターン
  ブルーノ・カービー、ヘレン・スレイター
  ジャック・パランス、パトリシア・ウェティグ

人生に必要なのは、愛と勇気と有給休暇。



【映画ネタバレ】シティ・スリッカーズ

<ネタバレあり! 結末まで掲載しています!>


舞台はアメリカ、ニューヨーク。ラジオの広告枠担当の仕事に意欲を失くしているミッチは、仲間のフィルとエドと一緒に、ニューメキシコで行われるカウボーイ体験ツアーへと出発する。婿養子のフィルは妻に浮気がバレて家を追い出され、エドは美人モデルと結婚したばかりだが、子供を持つことに不安を抱えている。

お互い悩みをかかえた3人は、現地で紅一点のボニーを含む計8人の素人カウボーイとともに、ニューメキシコからコロラドへ、250頭の牛を連れて大移動の旅に出発する。

一行を率いるのは老カウボーイ、カーリー。ミッチとカーリーは、コーヒーマシンの騒音のせいで暴走した牛を追っているうちに、心を通わせるようになった。

ミッチはカーリーの指導の下、産気づいた牛から子牛を産ませ、それにノーマンと名づけ、可愛がるようにもなった。だが、ミッチの心が晴れていくのとは反対に、カーリーは突然ポックリと死んでしまう。

カーリーという柱を失った一行の秩序はガタガタに崩れ、カーリーの助手たちは酔っ払ってミッチたちを銃で脅し、ついに彼らは素人カウボーイたちを残して去ってしまう。旅を続けるのが危険と見たボニーたちは、仕方なく山を下りていく。

残されたミッチ、フィル、エドの3人組。彼らは迷いに迷った末、牛を連れて3人で残りの旅を続けることに。ミッチは途中、雨でズブ濡れになりながら、急流に流されていく子牛のノーマンを守り抜く奮闘を見せた。

ついに到達したコロラドの緑の牧場ではボニーたちを残りの素人ゲストが待っていた。3人の表情には真の笑顔が戻り、無事ニューヨークに戻る。

ミッチは妻バーバラと子供たちにノーマンを土産に持ち帰る。また、フィルはボニーとの新しい生活に入り、エドは妻との生活に自信をもってのぞめるようになった。


<END>


しみじみ来る映画ですね。ジャンルはコメディ・ドラマなんですが、最後に笑って「良かったね」って言える映画は大好きです。

お話は、ニューヨークに住む3人の中年男チームが、コロラド州でカウボーイ体験ツアーを通して本来の自分を発見していくコミカルな人間ドラマ。

監督は「トレマーズ」のロン・アンダーウッド。癒しと再起の物語で、コメディとしても面白いですが、泣かせる男意気が案外と骨太なドラマです。

主演3人組はもちろん良いですが、なんといっても無骨で頑固な老カウボーイを演じたジャック・パランスが素晴らしいです。この作品でパランスはアカデミー助演男優賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞しました。

●シティ・スリッカーズ


●シティ・スリッカーズ2 黄金伝説を追え

サササッ 三|ノシ・з・|┐ それではまた!

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