まず、スズキって料理のイメージが湧きますか??
私のようにシースー(鮨)が好きな人間であれば、シースー屋に行ったとき、夏に洗いを見繕ってもらったり、脂の乗った冬場に握りで食べると美味しい
他の料理ってあんまり出回ってないんじゃないだろうか??
それでは、私なりの料理を少し紹介させてください。
一般的ではないかもしれません。
注)一部、生々しい画像が出てきます。ご容赦くださいませ。
まずは、下ごしらえを。
ウロコをウロコ取りで取っていきます。
魚料理の基本は、 手の温度で魚を温めない事と、水を極力使わないこと 。
これは、常に頭の片隅に置いて作業をします。
お腹を開いていきます。
黒っぽい。実際には深緑の内臓。『胆嚢』がありまして、これだけは 絶対に潰さないようにしてください 。
苦くなります。
釣り人、。特にルアー、フライマンなら確実に 胃の内容物を確認してください 。
この鈴木くんは、魚3匹(コノシロかな?)と小エビを一匹食べてました。
胃の内容物を確認する事が、未来の釣果に繋がっていきます
エラを持って内臓を引っ張ると綺麗に外れます。
残った血合いなどを歯ブラシで綺麗に落とします。
私のは一般的なやり方と異なりますが、背骨に沿って包丁を入れていって、3枚に卸します。
3枚に卸したところ。
骨を抜いていきます。
3枚に卸した骨と頭の部分は、出刃包丁を使って、このくらいに切っときます。
頭も、中央から半分にお願いします。
酷いようですが、骨の髄まで食べるのが釣り人の定めなのです。
命がけで遊んでくれた魚の命を、決して無駄にしないで下さい。
何よりも、魚自身、全部食べてくれた方が幸せであると思いますし、成仏できると思うんですよ。
1、スズキの生姜醤油焼き
結構臭いがあったので、考案してみました。
醤油、おろししょうが、酒の漬け汁を作って、40分くらい寝かせて、水気を切り、フライパンで焼き上げました。
美味しかったです。おかずにも酒の肴にも良いです。
スズキの身がホロホロってしてて、白身の美味しさが出てきますね〜。
2、スズキのムニエル
高級なお店で食べると、普通に2〜3千円は取られる少々お高い料理ですね(笑)
塩を振って1時間くらい寝かせます。結構強めが良いかも。
大量のバターを焦がさずに溶かして、小麦粉&胡椒を衣にして炒めるだけ。
今日は無かったですが、バジルなどのハーブもあると尚良いですよ。
皮の方から焼いてください。フライパンの上で身がホロホロになります。
3、スズキのアラ汁
潮汁と迷ったのですが、やはり臭みがネックになり、アラ汁に。
まずは、塩を振って、余分な水分(臭みを含む)を出していきます。一時間くらい。
その後、絶対に 『湯引き』 って作業をしてください。結構取り返しの付かないことになると思います。
ザルに上げたアラを、熱湯に晒して、即、氷水に漬けて締めることです。
こうする事で、ウロコや血合いがとりやすくなったり、臭みや食感の改善は勿論、灰汁の量も変わってきます。
水から酒と共に炊いていきます。灰汁は取り除いてください。
10〜15分はコトコト煮込んでください。
その後、味噌汁同様、味噌をといて出来上がり。
出汁が効いてて美味しいですよ〜。まさに、釣り人の特権ではないでしょうか??
きっと、自動販売機にこの汁を置いてたらバカ売れ間違えないです(笑)
まぁ、今日はこんな感じですか。
遊んでくれたお魚に感謝。魚を、私達を育んでくれている自然に感謝。
骨一本まで吸い付いて下さい。その命の尊さが身に沁みます
魚を捌くの、苦手な方も多いかと思います。釣りに行った後、宜しければチャレンジしてみてください。
下ごしらえさえしっかりすれば、美味しいし楽しいですよ〜
因みに
麻婆豆腐も作ってみました。これはまた今度。
今はシメに『CHIMAY』を飲んでます。
やっぱり、このビール、ただものではない。ホント旨い。
日本のビールに飽きたら是非お試し下さい。はまります。
私はシメは必ずビールを飲みたくなるんです。
ビールに始まりビールに終わる。これが私流。
ありがとうございました
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