アルミホイールは、カスタマイズに欠かせない足元を飾る見栄えのするパーツです。できるだけいつもキレイな状態にしておきたいものですが、気づかないうちに縁石に擦ったり、腐食が出たりと、キレイな状態に保つのが難しいパーツと言えるでしょう。大きく傷つけてしまった場合には、交換するか専門家に修理してもらうしかありませんが、軽い曇りや傷の場合は自分でなんとかしたいと考える人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、アルミホイールの磨き方について解説します。
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軽い擦り傷の磨き方
縁石などに軽く擦ってしまった場合には以下のような手順で磨くことができます。ただし、カラー塗装してあるタイプやクリアコーティングされているタイプはプロに相談して実施してください。
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用意するもの
曲面用マスキングテープ、下地研磨用耐水サンドペーパー(目の粗いもの:150番程度)、シリコンオフ、柔らかいタオル、アルミパテ、仕上げ用耐水サンドペーパー(目の細かいもの:600から1000番程度)
1.マスキング
最初に作業する部分の周囲を保護するためにマスキングします。アルミホイールは曲面が多いため、曲面用マスキングテープを使用すると便利です。補修の必要箇所以外を保護する目的なので、慎重にマスキングをしてください。
2.下地研磨
150番など目の粗い耐水サンドペーパーで、傷のささくれなどを削り取ります。この時、傷の周囲を必要以上に研磨しないように注意してください。あくまでもささくれを取り去るための行程と考えてください。
3.脱脂
シリコンオフで作業部分を脱脂します。パテの乗りを良くするために重要な行程です。
4.アルミパテ塗布
少し盛り上げ気味にアルミパテを塗り、周囲のマスキングテープを一旦剥がします。そのまま4〜5時間しっかりと乾燥させます。
5.仕上げ
再度作業部分周囲にマスキングテープを貼り、目の細かい耐水サンドペーパー600から1000番で丁寧に面を均一に仕上げていきます。仕上がり具合をみて、サンドペーパーの番手をあげていくようにすると、キレイに仕上がります。
以上の作業で傷はキレイに目立たなくすることができます。
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酸化による白ボケ、軽い腐食、しつこいブレーキダストなどの磨き方
アルミホイールが酸化による白ボケや軽い腐食、しつこく固着したブレーキダストは、以下のような手順で磨くことができます。
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用意するもの
コンパウンド(補修用のやや粗いと仕上げ用のもの)、コンパウンド専用スポンジ、柔らかいタオル
1.水洗い
アルミホイールを丁寧に水洗いし、乾いた柔らかいタオルで拭いて良く乾燥させてください。
2.コンパウンドで磨く
2種類のコンパウンドを使って丁寧に根気よく磨きます。アルミホイール表面のクリア層の下まで入り込んでいない白ボケなどは、これでキレイに落とすことができます。白ボケは一度に削り落とすのではなく、少量のコンパウンドで少しずつ磨くようにするとキレイに仕上がります。また、ブレーキダストはいきなり粗いコンパウンドで研磨せず、ブレーキダストクリーナーを使用して、ある程度除去してから、仕上げにコンパウンドを使うとアルミホイールのアルミ地も傷まずにおすすめです。
アルミホイールを長く良い状態に保つためには、早め早めにメンテナンスすることが大切です。日常的に目視で点検して症状が進む前に、対処するようにしてください。
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