ADHDの夫を持つアラサー主婦のはるです。
先日、SNS経由でADHDのご主人を持つ方とお話させて頂く機会があったのですが、
「ADHDの夫にイライラします。どうしたら良いですか?」と質問されました。
そこで、私なりの考えをまとめました。一度一緒に考えていただけたらと思います。
ADHDの夫にイライラ、その気持、分かります!!
以前の私も、毎日のように夫にイライラしては、ひどいときには怒鳴り散らし、疲れ果て、泣き崩れていました。
なので、質問者様のそのお気持ち、痛いほどよく分かります。
私の場合は、彼を非ADHDの枠にはめようと必死だったため、「どうしてこんなことも出来ないの?」「なんで何回も同じ失敗をするの?」「どうして予定を忘れるの?」といった具合に、
彼が自分の意に沿わない言動をするたびに「もっとこうするべきだ」「そうじゃなくてこうしてほしかった」などと彼の言動ひとつひとつにいちいち腹を立てていました。
質問者様ともお話しましたが、イラッとするキッカケって、「100%相手が悪い」と思うようなことが多いです。
質問者様が特に悩んでいらっしゃったのは・・・
- 何度言っても脱ぎっぱなしのやりっぱなし
- 話し掛けても聞いてない。無視する
- 約束の時間にはまず間に合わない(間に合わす気が無いように見える)
- 公的な書類など、必要な雑務をしない、先延ばしにする
- 同じ失敗を繰り返す。それでも笑ってヘラヘラしている
という部分でした。
私の夫にも似たようなところがあり、スマホ片手に1人でうんうん頷いてしまいました。
分かります。イラッとしますよね。
本当に。
当時の私を振り返って、「どうしてあんなにキレまくっていたんだろう。逆に今はどうして気持ちが穏やかでいられるんだろう」と考えてみました。
ADHDの夫にイライラしてしまう理由
まずは、どうしてイライラしてしまうのか?
人は自分の常識から大きくハズレた行動を取られると、相手に不快感を感じるように出来ています。
ADHDの人があなたの常識では考えられないような失敗をするたび、あなたは
どうしてこんなことが・・・
こんな簡単なことなのに・・・
とガッカリし、不快に思い、イライラを募らせてしまっていることでしょう。
また、他人にイラッとしてしまう理由を心理学的にみると、
・頑張りすぎて、精神的な負荷をかけすぎている
・他人の行動が気になりすぎている
・自己中心的な思考
・自意識が過剰になっている
・焦っている
・相手の悪いところしか見ていない などがあります。
まさに、ADHDを支えようと頑張りすぎているあなたは、
相手の行動を常に気にかけ、無意識のうちにチェックしてしまっていませんか?
そして、「あれは間違っている、こうするべき」と、
自分の意見がさも世の中の正解のように、決めつけて考えてはいないでしょうか?
ADHDを支えるということを、「ADHDに対してなにか働きかける」と履き違えてしまうと、
このような考えに陥りやすいです。
私はこれを 無意識の優越感 と呼んでいます。
非ADHDの人が、ADHDのパートナーに対して、「私がなんとかしてあげなきゃ」と思う気持ちです。
以前の私はこの気持が強く、「私ばっかり頑張ってADHDをなんとかしようとしているのに、夫はまた失敗して!やる気あるのかしら」とイライラしていたように思います。
あとは、単純に不安でピリピリしていたんでしょう。
大切なパートナーにがADHDだと診断されて、「ADHDは脳の機能障害です」なんて言われたら、びっくりしますよね。パートナーは頼れないんだ!と思い込み、精神的拠り所がなくなってしまい、誰に弱音を吐いていいのかわからないような気持ちになりますので、とてもつらいです。
* ADHDを支えるということ【私の道のり】1*トンネルへの入り口
ADHDだからしょうがない、そのラインがないからイライラ
また、ADHDへの知識が不十分なままですと、相手の行動を100%自分の常識内で判断してしまうため、真実と異なる場合がたくさん出てきます。
例えば、、
「呼んでも気づかない、話し掛けても無視する。彼は私のことなんてどうでもいいんだ!」
と思うと傷つきますし、イライラもしますよね。
ですが、ADHDのある人は往々にして呼んでも気づかない人が多く、決して悪気はないんです。
耳に音は届いていても「言葉」として認識されにくい場合もありますし、
ふいに話し掛けられても自分に話し掛けられていると気づかない場合もあります。
これは、たとえあなたと旦那様ふたりしかいない空間でも気づかないときは気づきません。
まず、私達が無意識に思う『この空間にはふたりしかいない。つまり相手の話すことは自分に向けられている』という感覚が、ADHDの人には薄いのだと思います。
そういうことを理解できないままADHDのパートナーに対峙してしまうと、相手の愛情を疑ったり、
自分が蔑ろにされている気がして傷ついたりして、いつしか彼に対する不満と不信感がたまってしまい、些細なことでイライラするきっかけになってしまいます。
また、脱いだ服を脱ぎっぱなしにする、必要な雑務を先延ばしにする、などのイライラポイントも、
「怠けていてやらない」のではなく「出来ない」のかもしれません。
以前、 ADHDは甘えではない でも触れましたが、ADHDの人は頑張っています。
あなたがちょっと気をつければできるいろいろなこと。
その「ちょっと」が出来ないのがADHDなんです。
なんとかこなしたとしても、その「ちょっと」にとんでもなく労力とストレスが掛かるんです。
そこを知識として持っていないと「ADHDだからしょうがない」とラインを引くことすら出来ません。
まずは、 相手がADHDを持っていることを受け入れ、ADHDだから出来ないことがある、と理解すること が必要です。 大丈夫、ADHDだから出来ないことはそんなに多くはありません。不安に思う必要はありません。
ADHDの夫にイライラしないためには
いま、私は夫のADHDにイライラせず、穏やかな気持ちで生活できています。
それは、ADHDに対する知識がついてきて、その特性を受け入れられるようになってきたからだと思います。
* ADHDを支える:日常の些細な行動で気をつけていることはたったこれだけ!
左利きの人に、「みんな右手で字を書くのにどうしてあなたは左手で書くの?!右手で書きなさい!どうして右手だとうまく字がかけないの!」とイライラすることはありませんよね。
それは、人には利き手があって、それが右の人も入れば左の人もいる、と 知っているから ではないでしょうか。
パートナーの「なんでこんなことができないんだろう」というイライラは、
「相手がADHDだから出来ないことはしょうがない!」という気持ちで、
少し考え方を変えてみるのをおすすめします。
また、自分が何にいらいらしているのか、きちんと見極めるようにするのも大切です。
ADHDの特性に振り回されて困っているのなら、ADHDへの正しい知識を持つことをおすすめしますし、
中には、実はADHD関係なく、
とにかく夫その人への不信感でイライラする!という人も居ます。
こうなるとADHDではなく夫婦のあり方の問題なので、まずはお互いの信頼関係を取り戻すのが先です。
その場合も、ADHDの正しい知識は手助けになってくれると思います。
また、極度の不安や緊張、プレッシャーの中で余裕をなくし、疲れ果てて神経が尖っている場合もあるでしょう。
その場合はとにかく 自分を甘やかすこと 。
ADHDを支えよう、私が頑張ろうと思わずに、まずはゆっくり休むことをおすすめします。
ADHDを支える上で大切なこと も是非参考にしてみてくださいね。
ADHDを支えるということは、とにかくつらい。大変だと思います。
ADHDを支えるあなたこそ、誰かに支えてほしいですよね。
今はたくさんのイライラを抱えてしまうかもしれませんが、それもいつか笑い話になるでしょう。
まずは「ADHDのパートナーを支えなれば、私が頑張らなければ、我慢しなければ」という思いから
開放されましょう。
ADHDの人はちゃんと頑張っています。
それを知っていてくれるだけで、十分です。
長くなってしまいました!
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
ADHDを支えるために大切なのは、あなた自身を癒やすことです(^^)
まずは自分自身のケアを最優先にしてくださいね。
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