共通KPIは金融機関の成績表で、運用損益別の顧客の割合のほか、預かり残高上位20銘柄を購入するためにかかる手数料や投資収益の変動率などの指標がある。金融庁が毎年3月を基準日に統一の算出方法に基づいて開示を求めている。
含み益のある顧客の割合はトップのコモンズ投信が98%で、ひふみ投信などを運用するレオス・キャピタルワークスが91%、セゾン投信が85%と続いた。上位3社は大手金融機関系列に属さない独立系で、毎月決まった額の投信を買ってもらう積み立て投資に注力する共通点がある。一方、あおぞら銀行や三菱UFJモルガン・スタンレーPB証券は含み益のある顧客の割合が4割を割り込んだ。
金融庁は昨年3月、銀行や証券会社に顧客本位の業務運営を促す原則を策定し、取り組みを示す指標の公表を求めた。だが、各社が独自に示す指標は算出方法がばらばらだったため、顧客が金融機関の状況を比較しやすくなるよう今年6月に共通指標を設定した。
このニュースを受けてネットでは、
「元証券マンです。僕は絶対に自分では投信は買いませんし、買おうとしてる人がいたら止めます。今証券業界では安定収益を得るために、投信の信託報酬やファンドラップの運用手数料を稼ごうとしています。投資家の資金は証券会社を肥やすためにあるのではありません。自身で判断できないのなら、投資なんてするべきではありません。」
「投信は運用で利益が出ても入出の手数料で吹っ飛びます。それくらい手数料が高い。従って買うだけ無駄。特に地銀は自行で売買しているわけではなく親会社のファンドに丸投げなので中抜きされて利益はほぼ無くなります。株は自分で調べて買いましょう。セクターを固定して買えば結局投信買ったのと同じことですので。」
「金融機関は、手数料収入を得るために盛んに投資信託をすすめてくる。政府は、インフレにしようとしているが、何だかんだ言ってもデフレである。スーパーでも安い商品が売り上げのメインである。増えなくてもそのまま銀行においておいた方が気をもまずいいように思う。」
「長期投資の最大のリスクは手数料であるということ。政府は投資を推奨する中で、証券会社等にリスク説明を義務付けてますが、中身が薄い一般論の羅列のみ。経済全体のパイが伸びていない中で国債や株式などのリスクと利回りのバランスを取って市場原理で価格が調整されている訳ですから、夢のような金融商品はありません。その中でも「確実に」差し引かれるのが手数料。手数料の重要性を素人でも理解できるように説明すべきと思います」
「投信は成績よりもまず、諸々の手数料をみるべき。あとはインデックスを長い目でやるべき。もっと投資の知識があるなら投信なんてするべきじゃない。」
など、多くのコメントが書き込まれている。
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