回転寿司チェーンの老舗・かっぱ寿司が食べ放題という業界驚愕のサービスを
今週スタートさせた。期間限定で、時間も平日の14時から17時のタイムサービスだ。
今日で二日目となるが、どこの店舗も待ちが80組とかで満席となり、大盛況とのこと。
これを利用するにはだいぶ並んで待つしかないようだ。
今回はこのサービスをいろんな面から見て行こう。
まず、食べ放題というプランは実は私が店長やってた数年前の時代から既に模索はしていた。
それこそ、焼肉食べ放題やしゃぶしゃぶ食べ放題が流行っていましたからね。
しかし、これは最終手段というように言われてきた。
これを始めてしまうと、すべての構造が崩れてしまうからだ。
業界としての利益構造が崩れるということだ。
はっきり言えば、このサービスは赤字なんですよね。
通常価格より30%オフくらいで販売しているようなものです。
そもそも寿司というのは原価が高い。
そのうえ、人件費がかかる。
焼肉やしゃぶしゃぶが食べ放題でうまくやれている理由は
人件費がほとんどかからないからだ。
食材さえ、与えてしまえば、あとはお客が焼いたり、しゃぶったりする。
つまり、人件費がかからないから、原価すれすれで提供できる。
そして客数増やし、売り上げを上げられるのだ。
しかし、寿司は手間が必要以上にかかる。
ネタによっては切り付けないといけないものもある。
また解凍も簡単ではない。
肉の場合は冷凍に近い状態で出しても、問題ないが、
寿司のネタが冷凍であれば、お客は怒りますよね?
出数も不安定なうえに、解凍も難しくなるのだ。
結局は急速な解凍をしたりせざるを得ない。そうなると品質劣化に繋がる。
「まずい」というレッテルを貼られることになるのだ。
だからこの食べ放題というのにどこのチェーンも手を出さなかった。
回転レーンのものを食べ放題とかだったら、人件費はある程度稼げるのだろうが、
注文制となるとね。
回転しているもの食べ放題てのは要はバイキングと同じような仕組みとなるわけなので、
このほうが利益体制としては良いんですよね。
ざっと、計算してみると、14時から17時までの3時間で売り上げが約30万ほど増えます。
この30万に対してどれだけの人件費と食材がかかったのかが問題だろう。
売り上げの頭を取るのにはいいのだが、実際のところはお客様還元というか、
宣伝効果が主となるだろう。
この企画をやることにより、ニュースやネットでも話題になっている。
売り上げを取りながら宣伝ができていることになる。
経費は食材ということだ。
これを広告宣伝費と捉えればいいのかもしれない。
今後、この「寿司食べ放題」というのはもしかしらこれが最初で最後かもしれませんね。
それくらい、ビジネスモデルとして成り立たないということだ。
お客としては一度は行ってみたいところですがね。
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