現在はスシローに圧倒的に大差を付けられ、業界4位と苦戦してますね。
ではなぜ、かっぱ寿司はここまで低迷したのでしょうか。
それは10年以上前に遡ります。
かっぱ寿司は関東で一番売れていて、店舗もどんどん増やしていました。
ちょうどその時期に関西からスシローやくら寿司が進出し始めましたね。
本来であれば、商品などで対抗策を打ち出していくべきだったでしょう。
しかし、かっぱ寿司は利益ばかりを追求してました。
一時的に、「かっぱ食堂」や「バラエティコーナー」など、
新しい試みをするも、失敗を連発していたんですよね。
バラエティコーナーなんてのは面白い発想ではあったんですけどね。
実際、売り上げもある程度上がりましたが、回転率が悪く、人件費などのコスト増加で
辞めたわけですが、すぐにやめたもんだから投資費用を回収できませんでした。
続けていれば、今となっては流行ってた可能性を感じさせるんですけどね。
回転率は現在は同じくらいになりましたし、サイドメニューは今は注目されてるものですからね。
結局、会社として、儲かってきた金を捨てたようなもの。
だから、原価を上げるようなことはできずに、
その後は原価率を減らすことと、人件費を下げることに注力を尽くしてしまいました。
原価を下げることにより、
現場ではボリューム感を失ったり、ネタが小さく見えたりとお客様は離れていきましたね。
また、人件費を下げようと削ったところ、
店舗はお寿司をしっかり回転させられなかったり、注文が遅かったり、作業が雑になったりで、
結局、余計にお客様を減らし、売り上げを低迷させてしまいましたね。
売り上げは下がれば下がるほど、原価率、人件費を圧迫します。
結局、売り上げを重視しなかったことが経営失敗でしたね。
売り上げを取れば、自然と原価も人件費も下がるものですからね。
食べ放題や1貫50円で巻き返しを図ってるようですが、
食べ放題もやるなら徹底的にやらなければ意味ないでしょうね。
テーブル制限しているようですので、
僅かな客数に対して行ったところで、効果は期待しにくいでしょう。
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