日本公開日:2007年11月10日
とある 食肉貯蔵庫で食肉として処理された 豚 が吊るされている場面から映像が始まる。そこから、植物が栽培されている風景に移り変わり、ハウス栽培されている トマト 、搾乳される 牛 、移送される 豚 、狭いかごに入れられた ヒヨコ という感じで映像が切り替わる。
かごに入れられたヒヨコは選別されて、ベルトコンベアで運ばれていく。 広い鳥小屋では、数えきれられない程の鳥たちが飼育されている。 ホワイトピーマン が栽培されているハウスでは、水やりが行われていた。その後、ピーマンは収穫される。
肉・魚・野菜、これらが私たちの元へ届く段階の前を知ることができる映像です。 ※一部にグロテスクなシーン あります。 人間 は雑食なので肉・魚・植物の全てを口にします。ですが、食べるためには 命 を奪わなければなりません。この映画には、牛・豚・鳥・魚が食材になる場面も描かれています。
植物は 痛覚 が無いとされています。その一方で、牛・豚・鳥は痛覚があります。魚も最近では、痛覚があるという説が出てきました。できるだけ、痛みを味合わないような方法で処理されていることが映像からわかります。それでも、牛や豚の最期は目を覆いたくなりました。
※BGMやナレーションは無く、現場を撮影した映像が淡々と移り変わっていきます。
その現場で働いている人たちの食事風景も映されています。人間は水だけで生きるのは難しく、食べなければなりません。命はもちろんのこと、食品生産者やそこで働く人たちに 感謝 して食べなくてはならないという 大事なこと を思い出させられた映画でした。