私はいわゆる「働き盛り」の世代。
自分が「いい大人」であるということは、
当然親はすでに高齢になっています。
皆さんは日常の普通の暮らしの中で、
「葬式」「葬儀」のことについて日ごろから
考えているでしょうか?
私もある日まではそんなことは微塵も考えてませんでした。
そして、その「ある日」を境に事前準備を考え、
資料請求やwebページ検索などの情報収集を
始めました。
葬式は突然やってくる・・・だから事前準備は本当に重要・・・、
義親の葬儀を執り行う側を経験したからこそ、
皆様にお伝えしたかったたった1つのことが
「事前準備」です。
葬儀を執り行う経験したことで感じたこと
来るべき時に備えて事前に考えておくこと
来るべき時に備えて事前に考えておくこと
葬式は突然やってくる、
だからこそ葬儀を執り行う側を経験したからこそ
お伝えしたいたった1つのこと・・・それは、
「事前準備」です。
【関連記事】
【体験記】親など親族にもしもの事があった時、
考えたくは無いけど「事前」に準備しておきたいと
思ったこと
https://fanblogs.jp/kyounookiniiri/archive/945/0
葬儀は「突然」やってくることがほとんど
経験したことで間違いなく言えるのは
「平時の時からの下準備」
https://fanblogs.jp/kyounookiniiri/archive/946/0
にて、先日義親の訃報に接し、葬儀を執り行ったことを
書かせていただきました。
実は亡くなる一月半前頃からもう長くないということが
わかりました。
なので、本当にある日突然降って湧いたような
環境下というわけではなく、
気持ちの中での覚悟と多少の考える時間の余裕が
あったことは確かです。
それでも、訃報に接してから一連の葬儀が終わるまでの
約1週間は怒涛の様な日々が流れました。
我々の場合、上記のように若干の余裕があったのですが、
実際には深い悲しみの中で疲れや睡眠不足、
そして怒涛の様な時間の流れの中で、
気持ちも思考力も著しく低い環境下の状況で、
判断力が安易に想像できるわけですから、
例えば喪主(施主)があなただったとして、
葬儀を執り行うにあたり業者さんだったりプランだったりを
この状況の中訳のわからぬまま依頼して後悔する・・・、
そんな話を聞くことも多いです。
深い悲しみ・疲れ・睡眠不足
そんな状況下で正常な判断はできない
だからこその事前準備の重要性
そんな状況下で正常な判断はできない
だからこその事前準備の重要性
平成17年7月に
「葬儀サービスの取引実態に関する調査報告書」
と題した資料が公正取引委員会事務総局から
発表されたことがあります。
人が死亡に至る場所の多くは自宅ではなく
病院であるんだそうですが、
死亡後、病院出入りの葬儀業者に取り乱している中、
訳のわからぬまま安易に依頼して後悔する・・・、
適正価格を大幅に超えた金額がかかってしまった、
などのトラブルを昔、知人の経験談を通じ聞いたこと
があったのですが、
この資料を通じ本当にこんなケースってあるんだと
いうことがわかりました。
葬儀業者は,病院から遺族の自宅までの遺体の搬送をどうやら、病院と葬祭業者との間で、
請け負うために病院に出入りできる
病院指定業者に指定された場合,
当該葬儀業者は,病院から自宅までの遺体搬送と併せて,
その後の葬儀サービスについても請け負うことができる
可能性が高く,顧客を獲得することについて,
他の葬儀業者よりも非常に有利な立場になる場合がある。
また,事業者アンケート調査によると,
一部指定業者の中には,消費者に対し,
病院から自宅までの遺体搬送サービスと併せて,
その後の葬儀サービスについても,
当該遺族を霊安室に引き留め,説得するなどして,
自己との取引を強制的に促すといった事例がみられた。
こうした行為は消費者の自主的なサービス選択の
自由を侵害し,不公正な取引方法(抱き合わせ販売等)
として独占禁止法上問題となるおそれもあることから,
事業者はこうした行為を行わないようにすべきである。
葬儀サービスの取引実態に関する調査報告書
平成17年7月公正取引委員会事務総局
25ページ
”(3) 消費者の適切な葬儀業者の選択に関する問題”より
https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_1253747_po_05072701-02-hontai.pdf?contentNo=1&alternativeNo=
いわゆる顧客の紹介を通じ紹介料等の金銭が
関係してくる事例のようです。
もちろんの事、きちんと向き合っている病院や
葬祭業者さんが大多数であることを信じていますが、
人の心が疲弊している隙に付け込む悪徳な輩というのは
どの世界でも存在するんですね。
そもそも、ある病院で亡くなったら、
その病院指定の葬祭業者を絶対に使わなければいけない
といったルールは全くありません。
事前に検討し、または契約をしていた葬祭業者さんが
決まっていればその旨を病院側に伝え、
その意中の葬祭業者さんに一報を入れればいいんです。
(もしその時点で病院側の顔色が悪くなるようなら
ほぼその紹介業者間で何がしの取り決めがある?)
健全悪徳を問わずして、病院で亡くなれば、
あまり時間的余裕はなくご遺体をできるだけ早く
安置する場所へ移送しなければなりません。
無論、ご遺体を搬送する葬祭業者さんと
実際に葬儀をお任せする葬祭業者さんは
違う業者さんでも構わないのですが、
恐らく流れのまま結局同一の業者さんに
お願いすることになりそうで、
もし、その業者さんが考えがまとまらない
状況下でなりゆきで決めてしまった業者さんで、
いい業者さんじゃなかったら・・・。
やはり急を要する事態であっても、
不必要な出費はしたくないですし、
必ず後悔するんじゃないかと思います。
だからこその「事前準備」なんです。
何社かに資料請求するとかwebページで内容を
事前に把握しておいていざという時には「ここ」に
すべてを任せる・・・、そんな葬祭業者さんを
探しておくだけでもいいと思っております。
まだ健在なうちから葬儀の話なんて「不謹慎」?
人は必ず死んでいきます。
それは誰でも知っていることで間違いないこと。
でも、人それぞれ様々な考え方を持っています。
中には、存命なのに今からもう葬式の話?と、
そんなのは不謹慎極まりない!と感じる方も
いらっしゃることは決しておかしなこととは思いません。
でも、実際に葬儀を取り仕切ることを経験した私は、
そうは思わずむしろ親族にもしもの事があった時、
送る側も送られる側も納得して後悔することのないよう、
事前に準備しておくことは必要だと考えます。
今回、義親の葬儀に関わったことで、
「覚悟を決める時間的余裕」と
「生前自分でプランを決め資金の一部を積んでいた」
葬儀を取り仕切る側からすればこれだけ恵まれていても
逝去の時点ですべて白紙の状態だったとしたら、
かなり大変だったろうな・・・というのが、
正直な感想です。
ですので、もしものことがあったら、
「これは」ここに、「あれは」あそこに・・・と、
漠然としていてもいいので事前に決めておくことを
お勧めしたいですし私もそれに向けて現在情報収集や
葬祭業者さんに無料の資料請求など事前準備を
始めています。
★4/28追記:
「よりそうのお葬式」に資料請求したものが
本日届きました。
GWに入ったらゆっくりと内容を確認し、
改めて記事としてレポートさせていただきますね。
よりそうのお葬式
日本最大級の葬儀ポータルサイト「いい葬儀」
【関連記事】
【体験記】親など親族にもしもの事があった時、
考えたくは無いけど「事前」に準備しておきたいと
思ったこと
https://fanblogs.jp/kyounookiniiri/archive/945/0
葬儀は「突然」やってくることがほとんど
経験したことで間違いなく言えるのは
「平時の時からの下準備」
https://fanblogs.jp/kyounookiniiri/archive/946/0
【事前の準備】実の親と「もしもの時」について話したら、
「葬式後は海に散骨してほしい」と言われた
散骨って何?
https://fanblogs.jp/kyounookiniiri/archive/947/0
葬式・葬儀費用を抑えた上手な葬儀の出し方
ご覧いただきありがとうございます。