変です
1月19日にBNBチェーンで当初のディストリビューションをOKX独占リスティングとしていたIceNetworkのネイティブ通貨ICE。その後、DevのApolloがOKXに対する辛辣な批判を公式サイトで展開したりして不穏な空気が漂っていたところに、不意にコミュニティにクイズでのユーザー選別を行うと発表。
このクイズに3回不合格または2週間以内の合格ができなかった場合はアカウントを永久凍結のうえAPPマイニングで得たICEすべてをBurnするとして、本日正にその期限であった2024/2/28 0:00UTCにBurnを行った模様。
そのうえで、アドレスを護れた(クイズに合格し、BNBアドレスを登録したユーザー)には一斉に全量のICEを転送したようです。
全量、というのはAPPマイニングで採掘した保有量から30%のTaxを取って残りの70%のことです。
ちなみにTaxで強奪した30%はDevが5年間ロックし、エコシステムの開発者やコントリビュータやDevへのインセンティブとして使うトレジャリーになる模様です。これらはホワイトペーパーには記載がなく、云わば青天の霹靂といった感じでいきなり発表されたので、クイズに不合格になったアドレスを中心に批判や文句、それにどう見ても呪詛の言葉としか思えないようなSNS投稿が各SNSにまき散らされています。
転送後の展開
転送前に0.0086 USDTほどだったチャートは0.0051 USDTあたりまで売り込まれましたが、現在売り圧が一息になっています。Airdropハンターたちが転送と同時に売ってるのですが、先ほど書いたクイズの関係でハンターたちもかなり不合格になってるようで他のAPPマイニングプロジェクトよりもそういった数ドルを稼ごうとするアドレスがそれほど残っていない可能性があります。
元々膨大な量をAPPマイニングで採掘させていたプロジェクトなのですが、事前ステーキングもコントラクトを破棄して反故にしたので、有効アドレスの減少とそれに伴うBurnで流通量が激減しました。
FounderやDevの発言を信じられるならば(この状況ではそれは非常に難しいですが)、今後は1枚のICEも鋳造しない、ということなので現在で回っている1 B枚のICEと4年または5年のロックが掛かったDevの保有するICE以外は存在しないということになりますので、その場合は現在の価格評価は安過ぎてしまっているようにも見えます。
HODLするか、Dumpするか、なかなか悩ましいです。