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2000年
世界は滅びなかったし
私も
家族も
殺せなかった
自殺者にも
殺人鬼にも
なれなかった私は
つまり特別な何かでは
なかったのだ
自暴自棄の2巻。
前巻のは こちら 。
思春期の思いは誰にとってもそのそれぞれが特別であるにもかかわらず、思春期というひとくくりで類型化されてしまって。何かわかったような捉えられ方をされてしまう。
私にもあった思春期は今となっては私にもうまく説明はできない何かだっただろう。思い出せばその断片はいくつか見つかるけれども、たとえそれがすべて見つかったとしても、併せたものが何かを説明できているわけではないのだし。それぞれの断片は結果的に生じた現象でしかなくて、その原因を生んでいた何かを明らかにするものでもないのだ。
私があまり昔をふり返らないのは、いつも前を見ている、というような前向きな話では全くなくて、ふり返ったとしても、その時の私と今の私はいつも何か決定的に違っていて、そこに今の私が何か意味付けを行うことが、それほど良いことであるとも、意義があるとも思えないからなのであります。
さて次巻はひきこもるお話でしょうか。ひきこもりってそれなりにお金かかるよなぁ、なんてことを思ったりするわけですが、田舎の方であれば大丈夫なのかな?
私はお金なかったころはひきこもるという選択肢は無くて、しばらく全力で働いてお金に少し余裕が出たあたりでひきこもっていました。
でもそうすると今度はだんだん暇に飽きてくるというか、何と言うかこう、暇なのがめんどくさくなってくるというかで、働き始めちゃうんですよね…。貧乏性なのかもしれません。
次巻は冬!
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