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(2020/9/28 00:50時点)
感想(1件)
怒りに身を任せ
未来を諦めてはいけないのだ
イマク
敵はまず
自分自身なのだと
知ることだ
自由への戦いは
自分自身との戦いなのだ
完結の26巻。
前巻のは こちら 。
いやー、終わりましたね。これからも様々な問題が起きるでしょうし、みんなが同じ思いを持てるわけではないけれど、しかしここから一つずつ始めていくしかないのだ、そういうことでしょう。
この多くの不幸を生んできた状況を変えたのは、思想と教育であった。一人の信念を持った人物から、世代を超えて受け継がれたその思想が、世界を大きく動かしたわけですが、そんな彼らも決して完璧な人物ではなく、常に悩み、選択に迷いながら、そして時にはその選択を間違えながら、しかし最後にはその信念に従って行動する。道のり半ばにしてその多くはその行動が結んだ結果を見ることなく物語から退場していくのだけれども、後に続くその信念を受け継ぐ者たちによって彼らが欲した世界に少しずつ近づいていくのだ。
あとがきを読むと何と14年間も連載していたとのことで、本当にお疲れさまでした。10年以上かけてひとつのお話を書き続けるってなんだか想像もできないな。当初思い描いた結末に、果たしてたどり着けたでしょうか。
さて、三宅さんのはたいてい作者買いしてるのでまた新しいお話が始まるといいな。もう何かやってる?
楽しみです。
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