2024年11月06日

暁山瑞希の希少価値

〜MallotのLGBT論 第3話〜

今回のテーマ:
『暁山瑞希の希少価値』

「プロジェクトセカイ」というスマホアプリの音楽ゲームには、
「暁山瑞希」という登場人物がいます。
「25時、ナイトコードにて」という
ゲーム中に出てくるアーティストに所属しており、
一人称が「ボク」のいわゆるボクっ娘高校生で、
かわいいものが大好きな(見た目のみ)女性であるものの、
公式プロフィール上では性別不明の存在です。
しかも、本記事執筆時点のゲーム中の最新のイベントの
シナリオ「荊棘の道は何処へ」では、暁山瑞希の生い立ちや秘密、
そして突如沸き起こった暁山瑞希男性疑惑と、
その疑惑に伴い暁山瑞希が心を閉ざして
周りの人間関係の一切から孤立しようとする
精神的葛藤を露骨に描いたシナリオになっているそうです。
これ以上の説明はネタバレになってしまうので差し控えます。

今回は架空の登場人物の話になってしまいましたが、
ぶっちゃけ私はこういう人が大好きです。
仮にも暁山瑞希の肉体的性別が本当に男性であるとして、
暁山瑞希とほぼ同じような生き方をしている男性が
少なくとも日本人だけでも数十人位は存在して欲しいと思っています。

しかし、LGBTの概念が世間に広まった現代の日本社会でさえも、
小学生やそれ以前の頃からかわいいものが大好きで
女装紛いの格好をして学校生活を送る男の子なんて、
周りの大人の理解や配慮が無ければ小学校生活はともかく
社会そのものに適応することさえ難しいのが現状です。
特に、どちらの性別用のトイレを使うのかは
必ずと言っていいほど議論になります。
現実には、肉体的性別に合わせて男子トイレを仕方なく、
職員用のトイレ、あるいは本人専用のトイレを設置して使うかの
いずれかのパターンになると思います。
もっと言えば、そういった男性は社会人になってからがさらに大変で、
いつまで同じ趣味を続けていられるのか、
いつまで身体の老化に対抗していくのかという問題もあります。

ちなみに、「先輩はおとこのこ」という漫画・アニメ作品でも、
主人公の花岡まことは作品中で音楽活動は一切していないものの
暁山瑞希とほぼ同じ趣向を持つ存在であり、
作品中の設定では本人専用トイレを
使っていることになっているそうです。
また、「放浪息子」という漫画・アニメ作品に出てくる、
女の子になりたい男の子の主人公である二鳥修一に関しては、
着替え目的を含めて、肉体的性別に合わせて男子トイレを
仕方なく使っているパターンのようです。
さらに、「ブレンド・S」という漫画・アニメ作品に出てくる、
いわゆる男の娘の喫茶店店員の神崎ひでりに関しては、
女装姿のままで公共の場の女子トイレに入ろうとして
肉体的性別が女性の別の登場人物である
天野美雨に全力で止められる描写があります。

一方で、暁山瑞希の公共の場のトイレ事情に関しては、
本記事執筆時点でも作品中では一切明らかにされていません。
プレイヤーの想像にお任せしているのでしょうか……。
さらに、作品中で描写されることは最後まで無いかもしれませんが、
暁山瑞希が社会人になったらどんな生き方をするのかというのも
個人的には非常に気になる所です。

〜MallotのLGBT論 第3話 終〜
posted by Mallot at 08:06| Comment(0) | TrackBack(0) | LGBT論
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