検索
<< 2018年10月 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
野球 (1)
月別アーカイブ
プロフィール
宮寺 匡広さんの画像
宮寺 匡広
アメリカ独立リーグを中心に活動する野球選手です。選手として活動する傍ら、ライターとしても活動しています。著書に自分と同じように海外を中心に活動する野球人たちへのインタビューをもとにしたノンフィクション、『NPB以外の選択肢—逆境に生きる野球人たち—』(彩流社)があります。
日別アーカイブ

広告

この広告は30日以上更新がないブログに表示されております。
新規記事の投稿を行うことで、非表示にすることが可能です。
posted by fanblog

2018年10月29日

シーズン報告会

36868106_1511243195647333_1239805789607034880_n.jpg



 早いもので、アメリカでのシーズンが終わってから瞬く間に2か月が過ぎました。1か月半が経ち、来年に向けた準備はすでに始まっています。今シーズン出た課題を少しでもつぶして、より成長した姿で来年また挑戦できたらと思っています。

 今年は シーズン報告会というものを行います。自分の活動や著書である 『NPB以外の選択肢』のこと、アメリカ独立リーグを含む海外野球のことなど、一人でも多くの人に知ってもらいたいと思ったことがきっかけです。僕のように海外に挑戦し続けている仲間もこうしたイベントを行っており、その活動を発信し続けています。著書のタイトルにある 「選択肢」という言葉が示すように、 この道を歩んでいるからこそ日本にとどまるだけでは知りえない選択肢を、これからの若い野球人に提供できるのではないかと思っています。

【報告会
 開催日:11月10日?
 時間 :16:00〜17:30(開場 :15:45)
 場所 :大久保 華楽坊スタジオA
 住所 :東京都新宿区百人町1-23-26 みなみビル地下一階 (JR中央・総武線 大久保駅から徒歩3分)
 定員 :30名
 予約 :masa.miyadera67@gmail.com
 会費 :2,000円

 当日は僕の話だけでなく、ケータリングなどもご用意いたしますので、軽食を取りながら交流の時間なんかも設けたいと思っています。




 NPBやMLBのように華やかな世界を、僕がお伝えすることはできませんが、日本ではあまり知られていない海外野球、アメリカ独立リーグもまた魅力的なフィールドだと思っています。その世界や、そこに飛び込んでいく日本人がいることを知ることで、もっと日本野球の可能性は広がるのではないかとも感じています。僕自身、海外野球でも大した結果を未だ残せていませんが、その経験は自分の可能性を広げてくれるものだったし、その経験をシェアすることで、これからの若い世代の可能性も広がるはずだと信じています。

 海外野球や独立リーグ、こういう生き方を選ぶ人はどんな人間なのだろうとか、少しでも興味のある方はぜひ来ていただき、交流できたらうれしいです。

 どうぞよろしくお願いいたします。
【このカテゴリーの最新記事】

2018年10月17日

現役の野球選手が本を出版するということ

36701842_1507338499371136_4333122707420872704_n.jpg


 2017年、7月7日に僕の初めての作品となる『NPB以外の選択肢—逆境を生きる野球人たち—』が出版されました。




 思えば、会社員を辞めて現役復帰しようと思ったのがすでに5年も前のことになります。その時に決意したのが、現役で選手をやりながら、先行きが不透明な中、挑戦を続ける野球人たちのストーリーを追った書籍を出版することでした。将来安泰の道を捨ててここまで来たのだから、他の野球人と同じことをやっていても仕方ない。自分なりの価値を造りたいと思いながら取り組んできました。

 メジャーリーグやプロ野球という華やかな大舞台。そこに立てるのは、ほんの一握りの野球選手だけです。私のように競争からこぼれ落ち、それでも「何か」を求め続けてきた野球人は私以外にもいます。この道を選択したことで生じる苦悩や不安。野球に携わり続けることを選んだ人たちは何を思い、どう過ごしてきたのか。彼らのストーリーを追い、その人生観にせまりたいと思っていました。そのストーリーはどれも、決して華やかな世界ではないが、一際目立つ輝きを放っています。そんな彼らの輝きを多くの人に知ってもらいたいと思い、こつこつと4年をかけて書きためてきました。

 ですが、私のように素人同然の書き手にこの作品の出版を引き受けてくれる出版社なかなかありませんでした。大きい出版社から順番に当たり、原稿を持ち込んでは断られるという日々が続きました。あと10社回ってダメなら、諦めて自費出版など他の方法を考えようと思っていました。彩流社の編集者さんからお返事をいただいたのは、ちょうどそんな時でした。その編集者さんが大の野球好きで、編集部長もされているということもあり、この作品を拾っていただいた次第です。

 著書の中では8人の野球人を取り上げていますが、一人ひとりインタビューを行い、彼らの人生を掘り起こしてきました。そこから見えてきたものは、続けることで、道が開けることもあるし、その行動自体が人生全体を充足させてくれるかもしれないということ。そして、こうした生き方は社会的な成功や安定といった価値基準では、決して計ることはできないということでした。今でさえ書き手としてはとても未熟な私です。ですが、このような野球人たちの生き方が、人生の選択に迷う誰かの助けになることもあるのではないか。それを伝えることができれば、私のこれまでの歩みは価値があったと胸を張って言えると思っています。

『NPB以外の選択肢−逆境に生きる野球人たち—』




  1年前に出版が決まった時は、感無量でした。ここに登場いただいた8人の野球人、彩流社の編集者さん、出版までに携わって下さった方々、そして何よりこの本を読んでくださった方々、本当にありがとうございます。

 選手としても書き手としてもまだまだ成長できるように精進し、今後も自分にしか伝えられない野球の世界を描けていけたらなと思っています。

2018年10月11日

NPB以外の選択肢

33577641_1455461327892187_8697775482726252544_n.jpg


 高校野球の名門日大三高から2年浪人を経て、慶應義塾大学文学部に入学。

 ですが、高校でも大学でも目立つような活躍はできず、公式戦出場は大学時代のわずか数試合。

 卒業後、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンに入社しますが、2013年に海外野球に挑戦するために退社。以後、主にアメリカの独立リーグ(メジャーリーグ傘下に属さず、独立経営で運営されているプロ野球)でプレーしながら今に至ります。


 小学生の頃からアメリカ野球に憧れを抱いていました。学生時代の実績はほとんどありませんが、日本とは違う野球文化を体感してみたいという強い思いから、思い切って海外に飛び出しました。

  憧れの舞台に立てはしましたが、海外野球は思った以上にシビアでした。薄給の上、月に休みは数日。その休みも遠征の長距離移動に使われます。結果が出なければ、わずか数試合でクビということもありました。

 ですが、そう簡単に諦めるわけにもいかないので、各独立リーグの球団に、飛び込み営業で回り、入団テストを受け続けました。そうやって実力を行動力でカバーし、プレーするチャンスをつかんできました。


  現在は、海外で活躍する野球人のインタビュー記事を書いたりもしています。そして2017年7月に、海外を中心に挑戦を続ける8人の野球人の生き様を聞き書きした『NPB以外の選択肢』(彩流社)という本を出版することができました。


NPB以外の選択肢 逆境に生きる野球人たち

価格: 1,944円
(2018/10/11 21:30時点)
感想(0件)





 ここに登場するほとんどの人が、エリートからはかけ離れた道を歩んできています。安定した道を選ばないことに、「現実逃避」と揶揄されることもあります。

 それでも必死に何かを追い求めれば、たどり着ける場所があるということを彼らから学びました。社会的な成功や安定といった価値基準では、決して計ることはできない彼らの生き方が、人生の選択に迷う誰かの助けになることもあるかもしれません。

 選手をやりながらですが、だからこそ伝えられることもあるはずです。私の立場からしか見えないものを大切にし、これからも様々なことを発信していきたいです。


【経歴】
・日大三高
・慶應義塾大学
・ラスベガストレインロバーズ(米独立リーグ、ペコスリーグ)
・オハイオトラベラーズ(米独立リーグ、IBL)
・マッカーサーオリオールズ(オーストラリア・シドニーステイトリーグ)
・トロワリビエールイーグルス(カナダ、カナディアン‐アメリカンリーグ)
・ショウニガンカスケード(カナダ、ケベックリーグ)
・ソノマストンパーズ(米独立リーグ、パシフィックアソシエーションリーグ)
・ナパシルバラード(米独立リーグ、パシフィックアソシエーションリーグ)
Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: