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2020年03月23日
論語の孔子の忠・礼や老子の仁・道というものの概念とそれの現代的な活用について
2019.9.8
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論語の孔子の忠・礼や老子の仁・道というものの概念とそれの現代的な活用について
平和の創造の思想として、論語の孔子の忠・礼や老子の仁・道というものの概念を、現代的に学び直せば、現代の世界に存在する相互不信による緊張関係を解き放つ方策として活用できる。
この基本的な人の生き方や人としてのあり方に言及し、道徳的な指針として説諭されたきた論語の孔子の忠・礼や老子の仁・道というものの概念に係る教育が、第2次世界大戦後の日本において、米国のGHQによって、日本の神道に寄り添うものとして、否定されて、今日に至っている。
日本の明治維新以降に、西洋の列強諸国の脅威から国を防備するために、軍事増強のための手段として、日本の神道思想と論語の解釈が、為政者によって、都合よく変質され、人々に強制されるものに改編されてしまったものである。
日本の神道思想は本来もっと、素朴なものであり、人々の神に対する敬いと神に対する信心の道を説諭したものであった。
中国古典の由来の論語については、日本の人々の生活上の道徳の指針として活用され続けられてきたものである。
日本の論語教育は、明治維新以降に、日本の神道とは、本来無縁であったが、為政者にとって、都合の良くなるようなものに改編・変質されて、天皇制度と絡んで、神道思想と結びつけられた論語の解釈を教育の中に、取り入れられたきたものである。
そして、西洋の文化に追いつくために、西洋の進歩的な文化を学ぶ中で、西洋文化の歴史的な根源に根差した “敵対する相手を力で倒すという道” に、日本は突き進んでしまったのである。
さらに、明治維新以降の日本の為政者によって、西洋流の植民地の分割統治という思想に毒されたものに改質されてしまった。
その為政者たちと結びついた軍国主義の軍人達の主導の体制によって導かれ、日本国民は、強制的に、外国までも、侵略することになったのである。
これについては、日本の人々が反省して、しかるべきことである。
第2次世界大戦後において、西洋流の武力によってでは、味方の人や敵対する人々の心を決して掴むことはできない。ということを学んで、日本の人々は、敗戦で焼け野原になった中から、立ち上がるために必死になって働き、日本の経済力を回復させてきたのである。
大戦後においては、米国流の平和主義の思想が教育の中に、取り入れられてきたものである。
日本の古来からの伝統文化の根底に、武士道がある。
武士道の武の語原的な由来は、“戦いの矛を止める” ということを表したものでる。
これについては、古代の中国由来の武道の精神を日本が学んで出来てきたものであろう。
武士道というのは “戦いの矛を止める” という状況を生み出す精神的な鍛練を言い表したものであろう。
かっての日本では、武士の教育に、論語が使われていた。
その論語の中で、孔子の忠・礼や老子の仁・道というの概念を学んだものである。
この、“戦いの矛を止める”という精神文化は西洋文化にはないものである。
相手を力で倒すということが西洋の文化の基本である。
日本は明治維新後に、武士道を捨ててしまったのである。
武力は、新しく敵対する者に、新たに反抗する武力を生み出させることになる。
際限のない無限地獄の道に突き進むことになる。
例えれば、
中国政府が軍備増強をやり、日本に対してプロパガンダをすれば、するほど、日本政府あるいは日本の人々は、危機感を抱き、武力の増強に走ることになる。
武力の行使によって生み出されるものは、戦いに責任のない人々の累々の屍の山々である。
非常に、愚かのことである。
世界の平和を創るために、そして、我々自身の子子孫孫が安心して生活がなされるようにするために、日本及び中国の人々は、率先して古代の中国の遺産文化の論語や老子の思想の中にある “戦いの矛を止める”という正しい古典文化に残る武道の精神について、改めて学び直さなければならないと私は考えます。
近代の争奪・競争的な原理の西洋の文化に、毒されて汚された東洋の精神的な文化の心柱であった中国の古典的な遺産文化である論語や老子の平和の思想を正しく理解し、現代の世界に、復興させて、相互の不信から相互の信頼を生み出すために活用させていくことは、我々の先祖達が多くの戦いや闘争の苦難を経験した中から生み出された想念・思想哲学を現代に、生かすことになり、相互の不信や怨念を消し去って、相互信頼の平和の世の中が双方の場で、確実に実現されるようになることでしょう。
このことは、近代の戦争等の中で、命を亡くされた多くの人々やその人々の祖先である先人達への供養となるものでもある。
かって、東洋の中心に位置した中国の儒教文化のように、この中国の古典的な文化であった論語の中で、人としてあるべき姿の根本を説いた孔子の忠・礼や老子の仁・道というものの概念や平和的な思想を、人々の相互の信頼関係の創造の根本として活用するならば、そして、人々の生活体系の中で、真に貴重な価値のあるものとして、指導・教育の良き書として活用されていくならば、七海四方の世界の果てまで、日本及び中国の人達が協力して、広めていくべき価値があるものであると私は思います。
このようなことを、率先し実行すれば、世界の平和の創造のために貢献できることになり、中国及び日本は、ますます繁栄されることになることでしょう。
それこそ、世界の中で、人々の築く正義という仁海の中で、中華という思想文化の花々が咲き誇る世界が実現されていくことになるでしょう。
現代の核戦争の時代に中国の人々や日本の人々が歩むべき道は、この道しか残されていないと思います。
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参考:
現在の日本の中で、孔子の忠・礼や老子の仁・道という概念を解かり易く、教えている尊敬すべき貴重な人がいる。
安富歩(Yasutomi Ayumi)氏である。
1.
安冨歩「「道」とは何か? :『論語』と『老子』の世界観」
ー東洋文化研究所公開講座 2017 「アジアの知」
https://www.youtube.com/watch?v=0_gO6SYeJcU
2.
安冨歩
CAPおかやま講演会 安冨歩 ありのままな私 岡山大学
Ayumi Yasutomi
https://youtube.com/channel/UCOLEgtu3MUEefYY6xt4ZHrQ
3.
安冨 歩 『論語』という革命思想
https://t.co/vMUqeo1PeM?amp=1
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NOTE
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Reference Source
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MIKIMOTO - "Praise to Nature" Three butterflies
https://www.mikimoto.com/en/high/detail22.html
https://youtu.be/SPF8dNvkOk0
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"MIKIMOTO Teaser - September 2017 "Praise to Nature"
https://youtu.be/DhWhEB8Xy-g
https://www.youtube.com/embed/DhWhEB8Xy-g
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"MIKIMOTO - "Praise to Nature" Bouquets of the four seasons"
https://www.mikimoto.com/en/high/praisetonature.html
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