今回は「従業員同士の会話編」です。
皆さん「インカム」ってご存知でしょうか。従業員が耳の所につけているイヤホンみたいなやつです。
パチンコ屋の店員も同じモノをつけていると思われます。
マイクに向かって話すと、その会話がインカムつけてる従業員みんなに聞こえるってやつです。
例えば、新人店員さんが
「メダルゲームの〇〇台のメダル詰まり対応お願いします」
と、ヘルプをインカムで要請すると、
「了解。〇〇向かいます」
とか、すぐに誰かが対応するように連絡体制ができています。
ちなみにこのインカム、結構耳の負担が大きいです。長時間つけていると耳が痛くなってきます。
ですので、私は休憩のたびにつける耳を左右かえたり、少し位置をずらしたりしてました。
ここまでは前置きなんですが(長)、ようはそのインカム、いったい従業員同士はどんな会話をしているのか?
よくパチンコ屋ではインカムでお客さんの悪口を言ってるんじゃないかとかそういう話題を耳にします。
そして実際にそういう話もリアルに身近に聞いた事もあります。ので、それはそれで一つの真実であり事実。
じゃあことゲーセンではどうなのか?
私は数ヶ月しかアルバイトしてませんでしたが、私の知る限り、お客さんの悪口は一度もありませんでした。
結構マジメだったなみんな。むしろ、レス(対応)が悪い(誰かのインカムに対し、反応が遅い、または無い)と、速攻で店長が、〇〇さん対応できませんか?とか、指示を出してきて、本当に仕事以外の雑談とかはあまりなかったですね。
ただ、シフトで仲のいい店員同士になったりすると、特に会話の必要の無いところでも暇だったりすると
「こちら異常無しです〜!お客さん8割程度入ってていい感じです!」とか、状況連絡を入れてみたり、
「はいりょうかい〜〜〜!」みたいな、ちょっとした居酒屋風なノリの会話くらいはありました。
インカムの会話は全部店長に筒抜けなんで、当然それも聞かれてるんですが、別にそれでどうってのはなかったですね。
コアタイムになると一気にパニックになったりするので、ある程度従業員同士が仲良かったり、コミュニケーションとれること自体は仕事に支障がなければ歓迎ムードだった気がします。
多分・・・ですが、結構マジメな店だったと思います。あんまりいい加減な仕事してる人はみたことありませんでしたし。
一人だけ怪しい子はいましたが・・・。
「おれぇ〜前までぇ〜ホストやってたんっすよ。まあこんなところで人生終わる気ないんで〜、そっこ〜こんなバイトやめてやりますけどね?」
という自称元ホスト君。当時19歳だったかな。てかこんなド田舎にホストクラブなんてあったっけ・・・。
やたら私にからんできたのでよく覚えてます。見た目はたしかにそれっぽい感じではありました。
なんでも将来自分のお店を持ちたいらしく、独立に興味があって、私に独立ってどんなもんっすかねってな感じでよくからんできてました。
ゲーセンの仕事では先輩だったんで、私は敬語で接してたんですが、最初はかなりキツい言い方してきてたんですが、それでもずっと丁寧に接していたら、少し心を開いてくれたのか?どうか分かりませんが、途中からは、やさしくなってきて、「ああいっすよ〜おれやっときますわ」とか、なんか色々と仕事を手伝ってくれるようになったりしました。
正直ホストにいい印象はまったくない(女を騙して金を奪い取る最低の部類だと思っている)ですが、話をしてみると、結構・・・なんだろう、寂しがりやというか、強がってるけど以外に人なつっこかったり、生活環境の問題なのか、情緒不安定な感じでしたが、私の先入観のイメージで思うほど、そんなに女を泣かしまくるって感じでもなく・・・。
バイトは私の方が先にやめたんですが、私がやめるときに、その元ホスト君が私に、
「やめちゃうんすか・・・おれもここ入った時、最初仕事出来ない間、先輩にすっげーキツイ言い方毎日されてすげーつらかったんすよ」
と、ちょっと悲しそうにうつむきぎみに私にボソリ。多分、その表情からは、最初の頃きつくあたってごめんみたいなことが言いたかったぽいんですが、どうしてもそれが言葉にできず、そこでモゴモゴした感じでした。
その言葉を待っていてもあれなので、こちらから
「いや、〇〇さん親切に接してくれてうれしかったですよ。お店もてるといいですね。頑張って下さい」
と切り替えしたのが私の最後の言葉&彼をみた最後でした。
話が大幅にずれましたが、元の話に戻りまして、
お客さんへの言葉使いとか、対応とかも業界的にみればかなりいい部類だった気がするので、私がいた店ではお客さんの悪口をインカムで言うってのはなかったですね。ちょっとお店によるのかもしれませんが・・・。
結構気にされる方いるとおもうんですよ。インカムで笑いながら話してたりすると、
「コイツ・・・今おれが負けてるの見て馬鹿にしてんじゃないのか・・・」とか。
でも大抵違うことが多いですよ。パチ屋だと上記のようなケースはありえますが、ゲーセンはお金がからんでないので、そこまで感情的にならないです。
なんだろう、従業員同士のコミュニケーション的なものがほとんどだと思います。
お客さんの出玉とか勝ち負けとかはっきりいって従業員は興味ありません基本的に。
パチ屋だとハマってると「ざまあみろ」とか、当たっていると「うぜえ」とか嫉妬や妬み色々ありそうですが、ゲーセンはね・・・。ないです。
どちらかというと、閉店後の作業のことや、タバコの吸殻チェックや、メダル重いしだるいよね・・・みたいな、仕事ラインの意味でお客さんの方をみたりすることはあっても、誰が勝ってて負けてるかとか、そんなの考えたり、バカにしたりする余裕なんて正直私にはなかったです。
むしろ、全員当たってくれて機嫌よけりゃクレームも飛んでこないわけだしソレが一番仕事しやすくて助かるくらいなイメージです。
ただ、お客さんにそう思われてしまうような態度やしぐさをしているということ自体はマイナスポイントだと思いますが。
そんなこんなで話がながくなりましたが、以外?に、店員の民度は言うほどヒドくはないイメージです。
「所詮ゲーセンの店員なんて」という目で見られることは多いですが、経験者として贔屓目に見てるのはあるのかもしれませんが、そこまでヒドイ悪人はいませんでした(爆)
ミーティングの声出しとか、笑顔で挨拶する練習とか、そういうのがバイト開始前に店長室であるんですが、そっちの方がどちらかといえばいかにも体育会系DQNって感じでしたね私個人的には(爆)
はい!笑顔で〜!大声で〜!出来るまで何度でも〜!いらっしゃいませ〜〜^^!!!
はい〜〇〇さん声が小さい、今度は一人で〜!
イラッッッしゃいませ〜〜〜〜〜^^・・・
はい〜〇〇さん〜笑顔がひきつってる〜表情かたいよモット自然体でもう一度〜!!!
いらっしゃいませ〜^^・・・(涙目)
はい〜次回までに練習しといてください〜!
今日はここまで以上!今日も1日よろしくおねがいしまああす!
よろしくおねがいしまあああす(全員で復唱)
みたいなのはありました。
気合と根性第一らしいです。やっぱりブラック業界かも・・・(爆)
私はずっとデスクワーク人生だったので、逆にそれが新鮮で楽しくて、悪乗り?というか、楽しんでやってましたが、まあ一生このノリだと思うと確かにゾッとしますね・・・。
まあそんな感じでした!長文最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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