北関東に住んでいます。
春が近くなると
ついどうしても
西へ、西へと 進路を取って 出かけたくなります。
『春の海 ひねもす のたり のたりかな』
与謝蕪村 の 詠んだ句です
丹後の海の風景とも云われていますが
耳にすると情景として浮かぶのはまどろむような海の陽光
写実的ながら 叙情性溢れる わかりやすくて親しみの持てるところが
大好きな 一句です。
遠い昔
ふと 気まぐれに 学生時代の春休み
こんな情景の海に 車を飛ばして出かけて行きました
うららかな リアス式海岸 の 波打ち際まで 足先を伸ばしていると
波音に リズムをとるようにして揺られている
黒い塊
ウミウシ。
・・・しかも けっこう デカ い。(汗
波が寄せるたびに のここここん)))) と 寄せてきて
波が引く毎に のほほほほん((((( と 戻ってゆく
果てしも無く 繰り返している ウミウシ (大人の握りこぶし大) を眺めながら
あぁ、将来の行く末も知れない身なれど
このウミウシの如く 生きて行けたらなぁ・・・・・。
そんな風に思っていた
当時のワタシです。
春の海って どこまでも 停滞してるし
就職とか 将来とか 今後
身の振り方 一切が 停滞している自分と 妙に共振して
ウミウシが のたり のたり (いや、当人は必死なのかもしれませんが)
引いてはまた 寄せているのを眺めながら
(ウミウシに当人もへったくれもない)(・・・そこかい)
・・・ぼんやりとしておりました。
せーしゅんの 後姿でぇす。
親子で出かけたいな。
春休み・・・は 無理かな。 余りにも短すぎるし。
第一 進級で子供費 かかるかかる(汗
ゴールデンウィークあたり どっか 行きたいなぁ。 (願望)
もちろん 宿の食事目当ての旅 も素敵なのですけれど
近頃では 親子3人旅
素泊まりでビジネス形式ホテルを選んで
夜は 近場の繁華街へ出かけていきます。
海沿いなら 居酒屋
山沿いなら 郷土料理屋 を探して飛び込むのが
気に入ってます
居酒屋は 新鮮なお刺身を求めて
郷土料理は文字通りその土地でしか食べられないものを
旅館は安くてなるべく古い
昭和の風情を 色濃く残している場所を選ぶようにしています
親子3人
ムードとかクラス感 必要無しw
テレビと ネット接続環境があって
安い上に ヒトの匂いの残っているような (煙草臭い、とかじゃないよ)
そんなトコが いいですね。
お風呂場が共同だったりすると
たまたま顔を合わせた見知らぬヒトと
「お風呂、熱いですよ・・気をつけて」 などと
会話が生まれます。
(ピンポイント過ぎるやないかーーい) (*^o^)っ凵☆凵c(^-^*). (ヒゲ男爵か)
伊豆・箱根
静岡なんかも サービスの質では
ビジネス旅館で素泊まりとかでも侮れないトコロが イイですね。
割烹の食事処が別棟にあるビジネス旅館なともあって
もともと割烹料理屋だったものが 泊まりの施設を併設した、という趣きのホテルが
いくつもあります。
止まりの金額が安くて しかも料理は美味しい。
(お店まで歩いたりしますが)
春の旅先では 夜の空気まで 暖かく停滞しています
ぼんやりと中空に引っかかった月など 眺めながら
来し方・行く末を想うのに うってつけではないかと想います。
家族であろうと三人三様で・・・。
ワタシは 寝に入る前の 息子の小さな肩が上下する様子を
ぼんやり眺めているのが 大好きです。
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