( CNN ) 西オーストラリア州政府は、過去3カ月にわたって展開してきたサメ駆除作戦で172匹を捕獲し、50匹を殺処分したと発表した。
同州沿岸では人がサメに襲われて死亡する事故が相次いだことから、遊泳客らでにぎわうビーチの周辺に餌を付けたロープを張り巡らしてサメを捕獲する作戦に乗り出した。捕獲したサメのうち、体長3メートルを超すイタチザメやホオジロザメは処分できると定めた。
1月25日〜4月30日にかけて処分された約50匹はいずれもイタチザメで、最も大きかったのは州都パースのフロリートビーチ沖で2月に捕獲された4.5メートルの個体だった。
一方、今回の作戦ではホオジロザメは1匹もかからなかった。同州で過去3年に死亡した7人はいずれもホオジロザメに襲われたと見られている。
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