★★★★
本の概要
「中村式風邪治療法」の実践方法と解説等が書かれている。これは、著者である中村氏の経験と知識から生み出された、風邪を治すための新たな民間療法である。初版は2007年。
感想など
先日、風邪をひいてしまった。インフル&COVID-19兼用の検査キットによる検査の結果、どちらにもかかっておらず、いわゆる普通の風邪だろうと言うことが分かった。この時点で、なるべく医者に行かずに自力で治そうと決めた。なおかつ、今回はいつにもまして一刻も早く治したかった。
だから風邪を即時に治すのに何か良い書籍は無いかを探してみたところ、この本に行きあたった。
この本を読んだのが熱が出た日の夜中だったため、「中村式風邪治療法」を型どおりに実施することはできなかった。なぜなら「中村式風邪治療法」の手順開始時間は、熱が出た日の日中からだからだ。そのとき私は既に通常の食事をとっていたし、風邪薬も飲んでいた。
それでも、少しでも早く治したい一心で、この本に書かれていることのうち自分ができる限りのことをやってみた。
すると、部分的にでも実践してみたことで、これまで風邪をひいたときよりも早く楽に回復できたような気がする。
次回もし普通の風邪をひいたら、型どおりの中村式を試したいと思う。
中村式はインフルエンザにも対応しているようだ。だが正直私がインフルエンザになってしまった場合には、まずは一般的な西洋医学に頼ってみたい。その上で、中村式の一部を取り入れてみたいと思う。
また、COVID-19については触れられていない。初版が2007年であり、電子版も2017年発行なので、当然だ。
「この治療法が正しいか間違っているかは、この治療法を実行したみなさんみなさんが判断してください。」とも書かれている。あくまで民間療法であり、既存の民間療法の欠点を補い拡張させた方法とも言える。
それでも私が読んで一部を実践してみた限り、普通に考えて間違ったことはほぼ書かれていないと感じたし、理屈もちゃんと説明されているため、納得しながら実践することができた。
ただし、体温のところはちょっと注意したいと思った。
(私は医者でも医療関係者でもないが。)
風邪にかかわらずとも「断食」の利点も分かった。
風邪の予防についても書かれているのもありがたい。
また、まだ働き方改革という言葉がなかった時代のサラリーマン哀歌的なエピソードがちょいちょい挟まれているため、そこも少し面白い。
またこの本を読んだことがきっかけでジュースについて調べた結果、リンゴジュースやぶどうジュースにはビタミンCがあまり、もしくは全然含まれていないということが分かったりした。
風邪を少しでも早く完治させたい人にはそこそこお勧めの本
タグ: 風邪
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