目 次
1. iPhoneの「視差効果」を知ってますか
iOS7からの機能だそうですが、わりと最近、知りました。
そもそも、視差というのは、
二地点での観測地点の位置の違いにより
対象点が見える方向が異なること
と、ウィキペディアにありますが、実際のiPhone操作についてそれが、どんなものなのかを少し説明します。
2. デフォルトでは「視差効果」が働いている
iPhone操作はどんな感じになっているのか、ですが、
iPhoneを傾けたりすると、わずかに、背景が動いて、
アイコンが見えやすくなったりしているのです。
といっても、実際にiPhoneを傾けても
「はあ? どこが動いてるの?」って感じだと思います。
背景を人物画像のようなものにして、
アイコンを超少なめにするとわかります。
真正面から見たときと、下に90度傾けて見たときの違いです。
実はデフォルトでは「視差効果」が機能しています。
(設定でいえば、「視差効果を減らす」がオフになっている)
「で、それがどうしたん?」という感じですよね。
3. iPhoneの「視差効果」の設定をさわってみよう
iPhoneでは「視差効果を減らす」の項目がオフになっていると、
「視差効果が働いている」のです。
この機能の名称、わかりづらいし、
胸に響かないし、何とかしてもらいたいです。
(例えば、「エモーションモード」とか、どうやろか?)
実際の設定は、
「設定」→「一般」→「アクセスビリティ」→「視差効果を減らす」
文字の大きさを変えたり、背景色を反転させたり…と、
見え方にこだわる人はこの「アクセスビリティ」の機能が
重要になってくるので、覚えておいた方がいいです。
バイブレーションのオンオフもここです。
iPhone完全マニュアル2018
4. 「視差効果を減らす」オフ時(視差効果が働いている)
マルチタスク画面にしたとき(ホーム画面をダブルタップ)
左右にスワイプすると、
視差効果があるときとないときの「違い」がよくわかります。
視差効果が機能しているときは、
左右スワイプで、起動しているアプリが「びゅーーん」と
気持ちよく、切り替わっていきます。
また、アプリを立ち上げているときに
ホーム画面に戻ったときも(ホーム画面をワンタップ)、
常に奥行き感、立体感がついて回ります。
アイコンが元の位置に吸い込まれるように、
戻っていくのがわかります。
(これをズームアニメーションというらしいです)
「最初からこの設定なんで、違いがよくわかんないよー」ですね。
「視差効果を減らす」をオンにすると、違いがわかります。
5. 「視差効果を減らす」オン時(視差効果が働いてない)
ロックされているときに、ホーム画面をタップして、
立ち上がるときなど、さっと立ち上がります。
2次元の世界が強調された感じです。
インタラクティブじゃなくなった、とも感じるかもしれません。
「ほんじゃあ、どっちがいいの?」なんて思ってしまいますよね。
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6. それぞれのメリット・デメリット(視差効果)
メリット、デメリットを考えてみました。
※ところで「視差効果を減らす」とあるので、全く「視差効果がなくなる」という意味ではなさそうです。
▼「視差効果を減らすがオフ」(視差効果があるとき)
メリット
・「これから何が登場するのかな」みたいな、わくわく感がある。
・スルスル動いて気持ちいい、使い勝手がいい
・マルチタスクのときに、使いたいアプリに飛びやすくて便利
デメリット
・画面が常に動いて、酔ってしまいそう、気分が悪くなる
・切り替わるたびにアイコンがズームしたりで無駄な感じがする
・電池の減りが早いみたい
▼「視差効果を減らす」がオン(視差効果がないとき)
メリット
・ゆらゆらと画面が動かないので酔わなくなった
・無駄な動きがなくなって、さくさく感が増した
・電池の持ちがよくなった
デメリット
・なんだか、味気ないな
・マルチタスク画面にしたときの左右にスワイプの動きが悪いぞ
・せっかく、機種変したのに、良さが感じられないな
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7. まとめ
どっちがいいとは、一概には言えません。
それほど違いを感じないという人は
「視差効果を減らす オン」にして、
電池の持ちを優先させた方がいいと思います。
ただ、調べたところでは、多少持ちがよくなるという感じなので、 劇的に電池持ちが変わるわけではなさそうですが。
自分が使った感じでは、
マルチタスクのときの左右のスワイプ時に、
視差効果がないときは、動きが悪いなと思います。
たくさんアプリを立ち上げて、あれこれと切り替えをして使う人には、
視差効果がある方がいいと思います。
それと、個人の感想ですが、
私は「めまい」がたまに起こって、治まっても残った感じがします。
こういうときは、絶対に「視差効果なし」にするべきです!!
映画で「3Dはどうも気持ちが悪い」という人などは、
視差効果がない方がいいかもしれません。
タグ: iPhone小技