そして、人との関わりのなかでどうしようもなく疲れたり傷付いたり落ち込んだり。
なのに、どうしようもなく幸せを感じる。
人との付き合いだけが人生ではないけれど。
人によっても差はあるけれど。
やはり、人生のなかで大きな影響を与えるものだと思います。
だからこそ、人との関わりに思いを馳せて、正解はなんだと探そうとするんですよね。
でも、たぶん正解も間違いも、根本的には無いのかもしれません。
何かにこだわりすぎて失敗することがあったとしても、後悔することがあったとしても。
そのときの自分にとっては、それが全てで。
大事にしたいものだったのだから。
頑張りきれなかったとしても、そのときは、自分を休ませて癒してあげることが大切だったのかもしれなくて。
誰かを傷つけてしまったとしても、その時はそれ以上に大切なものがあったからで。
大切な人が離れていってしまっても、そのときの自分とその人は、大切にしているものが違っていたのかもしれない。タイミングが、ずれてしまったのかもしれない。
それなのに、全てにおいて、後悔してしまうんです。
「もっと、自分があのときこうしていれば、結果は違ったのに。」と。
確かに、そうかもしれません。
でも、そのときの自分にはそれが全てだったんです。
いくら悩んでも、考えても、落ち込んでも、自分を責めても。
その時の自分を変えることはできないし、解決されるわけではないんです。
後悔するたび、自分を責めて、自分で自分のことをひたすら傷付けても、現状は何一つ変わりませんから。
その時の自分がいて、そのときに関わった人がいて、今の自分に出会えるわけで。
人はみんな、それぞれのスピードで、それぞれの価値観のなかで成長していくんです。
自分を責め続けて自分を嫌いで苦しみ続ける必要はないんです。
ちゃんと、自分なりに自分の人生を歩んできたんです。
その経験から「私はこうありたい。」という形が見えたから、後悔してるんです。
でも、過去の自分は変えられない。
ならば、これからの自分を「こうありたい自分」に近付けていくことを考えればいいんです。
過去の幾つかの出会いが壊れてしまっても、必ず新たな出会いも関係も生まれます。
「こうありたい自分」は、過去よりもさらに素敵な自分なのですから。
誰かを傷つけたことを後悔しているのなら、ちゃんと、心から謝ることもいいかもしれません。
それをしたいと思うのなら。
でも、それが必ずしもその関係を修復させるとも限りません。
それは、自分のためにすることです。
謝罪は、罪を認めて謝ることで、許しを乞うことではありません。
自分のしたことに向き合う作業です。
過去を取り戻すことより、今の自分を輝かせること。
そのためには、過去の自分のことを責め続けるのではなく、そのとき精一杯生きた自分を許してあげてほしいです。
過去があったから、より良い自分になりたいと思える自分がいます。
辛かった過去の自分を、許してあげてください。
今の自分に出会わせてくれてありがとう、と。
自分を大切に想えるから、人を素直に愛せます。
どうか、誰よりも自分を愛してあげてください。
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