女性は特に、遺伝子的にも周りの人と上手くやらなくてはいけない、みんなから好かれていなくてはいけない、コミュニティの中に居なくてはいけない、そしてできることならコミュニティの中で一目置かれたい、と…。
私もそう思ってました。
本当は、あまりマメに連絡を取り合ったり誰かに合わせるのがどこか窮屈で好きではなかったけれど、自分が中心的なグループに居ることで安心したり。
そのために自分の心の声を押し殺して周りに合わせて華やかに、騒いで…。
でも、無理して合わせていた友達が本当に困ったときに助けてくれなかったり、そうかと思うと自分があまり親しくしていなかった友達がスッと手を差しのべてくれたり。
グループ以外のところで本当に気の合う友達がいたり。
そんなことが沢山ありました。
そんなことを経験しているうちに、そんなに一緒にいたいと思わない友人と無理に頑張って一緒にいることに何の意味があるのか、バカバカしくなってきました。
自分を華やかに大きく見せたいだけだったのかもと気付きました。
子供が生まれて、新しいコミュニティーを作らなくてはいけなくなったとき。
最初はママ友達を作ることに必死になりました。
引っ越して周りに友人もいなかったので、一生懸命友達を作って毎日のようにランチに行ってクタクタ…。
そういうのもバカバカしくて。
私は仕事に復帰して、子供を幼稚園に入れてからはママ友付き合いを一切、無くしました。
そんな余裕がなかったのもあるのですが…。
ママたちの顔と名前が一致しないことなんてしょっちゅうでした。
お陰さまで、変なトラブルに巻き込まれることも一切ありませんでした。
でも、そんな中でも数少ない、話や生活のペース、価値観の合うお友達ができて、随分楽しく過ごさせてもらいました。
なぜか周りのママさんたちも、はとんど話したこともないのに「仕事を忙しく頑張ってるママ」と理解してくれており、会えば声をかけてくれたり、保護者のやらなければいけない仕事も、融通をつけてくれたり、卒園してからも事あるごとに好意的に声をかけてくれたり。
ほんとに感謝しても感謝しきれないくらいでした。
たぶん、無理に頑張ってコミュニティーに入ろうとすれば、何かしらのしがらみも生まれたと思います。
私は、わざとママ友達を避けていたわけではなく、自分のペースや気持ちを大切に生活した結果、ほとんどのコミュニティーに入らず、大好きな友達とだけ、無理なく過ごしました。
そのお陰で時間は少なくても、とても中身の濃い人間関係を築けました。
その他のお友達とも良い距離感での関係が築けました。
華やかに友達と騒いでいた学生時代を過ごした中で気付いた違和感。
そこから学んだ人との距離感、自分にとって居心地のいい時間の使い方や生活のペース。
今は決して「友達が沢山いて華やかな生活」ではないけれど、私はこれが居心地よくて、一人の時間が大好きで、大切な人達との他愛ない時間をもてて、余裕のあるときだけたまーーに、華やかな場所で過ごす。
この生活がとても好きです。
人にはそれぞれ好きな空間、時間の使い方、生活のペースがあります。
それを大切にすると、自然と周りの事が気にならなくなり、人やコミュニティーへの執着が無くなります。
そうすると、人との本当に「程よい距離感」が生まれるのではないかと思います。
余裕が生まれるから、誰にでも親切にできます。
優しい気持ちになります。楽しい時間も生まれます。
私の場合は、仕事で忙しいなかにママ友達の屈託のない笑顔や会話に随分癒されました。
自分を軸にして過ごすことが、こんなにも自分を自由に、楽しく、楽にしてくれるんだと、目から鱗の気持ちでした。
だから、優しくしてくれる人達にいつも感謝をして、たまに合うことが嬉しくて、いつも笑顔でいられました。
自分のペースで生きても、一人ぼっちにはなりませんでした。
みなさんにも、自信をもって自分の気持ちを大切にしながら人間関係を育んでもらいたいと思います。
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