2013年02月01日
欲望と幻想の市場(リバモア)
今日は、 スペキュレーター(投機家)を目指す人 に参考になる本をご紹介します。
相場にかかわる者なら誰もが知っている ジェシー・リバモア の本の紹介です。
欲望と幻想の市場 は、新聞に掲載されたリバモアへのインタビューを元に書
かれた小説です。
1923年に出版され,リバモアがモデルになっています。
1929年9月4日の暗黒の木曜日に向けて空売りを行い、1億ドル以上の利益を上げた
とされていますが、この本は1923年出版のため、残念ながらこの本には
1929年の世界大恐慌の空売りの記載はありません。
ジェシー・リバモアは私とは逆の、 順張り投資手法 をとっています。
ポジションを取って、利が乗っていくにつれ、建て玉を増やす投資手法です。
ジェシー・リバモアはいい言葉を多く残していますが、いくつかを紹介します。
投機家の最大の敵は自分の中にいる。 人間の本性として、人は希望と恐れとは無縁ではいられない。
株というものは、買い始めるのに高すぎるということはないし、売り始めるのに安すぎるということはない。
最初の建玉で利益があがらないかぎりは、続けての建玉は手控えるべきだ。 よく状況を見極めて待つことだ。
並外れた相場の才能がありながら、4度の破産を経験しています。
最後は「自分の人生は失敗だった。」と4番目の妻に書き残してピストル自殺、
自ら命を絶ちました。
残念でなりません。
以上の知識を頭にいれて、本書を読んでいただくと読みやすいと思います。
オススメ度は5ランク中3です。
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