昨年の連邦議会選挙でジョージア州から初選出されたグリーン議員は、米極右陰謀論「Qアノン」の信奉者で、大統領選で投票不正があったとするトランプ前大統領の根拠のない主張にも同調していた。
グリーン議員はソーシャルメディア上で活発に活動し、自らの動画の中で学校銃乱射事件の生存者を侮辱したり、ナンシー・ペロシ下院議長ら複数の民主党議員の殺害を示唆する投稿に「いいね」を付けたり、扇動的なコメントをしたりしていたことで米政界に波紋と激しい反発が広がっている。
ここへ来て、そんなグリーン氏の扇情的な発言への風当たりが強まっている。
マコネル上院トップはさらに、「(2001年米同時多発テロが起きた)9月11日に米国防総省に飛行機は突入しなかったとか、恐ろしい学校での銃乱射事件の数々は仕組まれたものだとか、ジョン・F・ケネディ・ジュニア氏の自家用機を墜落させたのはクリントン家だと言う人物は、現実を生きていない」と批判した。
陰謀論には、結果から原因を逆算したり、加害者と被害者を逆転させたりとのパターンがある。
日本でもこうした「陰謀論」を支持する投稿がネット上で溢れている。
陰謀論を受け入れてしまう背景には、インターネットの登場で相手に否定的なレッテルを貼るために陰謀論が多用されており、複雑な現実を一つの要因で単純化し説明するため、クリアーで分かりやすいが、実際にはありえないことである。
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