JOCやIOCは、当初「問題はない」と見解したが、国内外からの日毎高まる批判に直面し、今頃になって「不適切な発言として問題である」と風見鶏のように態度を一変させた。遅きに失する。
ツイッターでは「わきまえない女」というハッシュタグが拡散し、トレンドになっている。
森会長が組織委員会の女性理事について述べた「みんなわきまえておられて」という言葉を逆手に取ったものだ。
いつも時代にも「わきまえない女」がいたから、女性にも参政権があり、仕事もできるようになったのに、上意下達の文化が根強いスポーツ界だけは、男社会のままでジェンダーギャップがまだ残っている。
そんな中で、自民党の稲田朋美衆院議員が声を上げた。ツイッターに「森会長の発言について」として、「私は『わきまえない女』でありたい。なぜなら、女性も少々空気読めないと思われても、臆せず意見を言うべきだから」とつぶやいていた。
森会長の方は「わきまえて」いたのか?
五輪憲章では差別禁止を謳っている。組織委員会のトップがそれを認識していないこと自体が問題であり、森会長こそわきまえろ!
ものを言わない日本社会が招いた結果なのだろう。世界の潮流から後れている日本は変わらなければならない。
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