いつの頃だったか、巷でエイズという病気が認識されつつある頃にカフェの常連さんだった看護師さんの言葉が今も記憶の中にある。
「世間では、エイズ患者と聞くと悪く言われたり茶化されがちだけど相対していると全くその逆で皆さん本当に自分に与えられた残りの時間を一生懸命大切に過ごされていて、美しくさえ思える。」
いささか茶化してとらえていた自分を攻めた苦い経験。
映画としても十二分に楽しめるこの作品。この映画製作までもがQUEENの曲作りへストイックさを表現しているかのようだ。LIVE AIDの再現性は圧巻で、いくつか本家と?画面で比較した動画があるが個人的にはBOHEMIAN RHAPSODY の出だしでママに投げキッスをするのだが、映画ではそのされた側のママがはにかみながら喜んでいる様が描かれていて素敵。
学生スタッフの一人が、上映期間中に三度、映画館に足を運んだのもよくわかる。伝説は生き続ける。
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