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2017年07月01日
第1回超ガチCS決勝戦 かずー VS darkblue 記念すべき第1回大会も決勝戦。栄光を掴むのはどっちだ!?
始まりがあれば終わりがある。月並みな言葉だがこれは変わりようのない事実だ。
定期開催される予定というこの超ガチCSの第1回目大会もいよいよ最後の1戦を迎えた。
ここまで10戦を勝ち抜いた2人の最後の試合。机に置かれるは環境の大本命であった【モルトNEXT】や【鎖風車ループ】ではなく、【シータ剣】と【水闇ハンデス】の2つ。殿堂発表後は今後使えなくなるフルパワーのデッキを使いたくなるものだがそちら側には行かず、それを踏まえてメタゲームを読み切った彼らがここまで勝ち上がってきたのは偶然などではない。ひとえに彼らの実力と言えるだろう。
だがここで勝たなければ敗者として終わってしまう。前置きはこのくらいにして頂点に上る1人を決めよう。そのためにこの第11回戦目があるのだから。
かずーとdarkblue、最後の戦いが始まる。
[GAME 1]
先行はdarkblue。
3ターン目に【 ドギラゴン剣 】の天敵ともいえる≪異端流し オニカマス ≫から入り、4ターン目に≪ブレイン・タッチ≫。
5ターン目には≪ 解体人形ジェニー ≫と立て続けにプレイしかずーの選択肢を奪っていく。
このマッチアップのキーカードである≪Dの博才 サイバー・ダイスベガス≫を2連続で引き抜けたことはdarkblueにとって行幸というほかないだろう。公開された手札も≪ドギラゴン剣≫が2枚に≪ムシャ・ホール≫、≪フェアリー・ホール≫と全て≪ オニカマス ≫で抑え込めるカードたちであり、実質的にかずーの手札を全て腐らせている状況を作り出す。
続く後攻5ターン目、ここまで手札を維持するためにアクションを取らなかったかずーがプレイするのは≪終末の時計 クロック ≫。少しずつでも打点を広げようという意図が読み取れるが、これはあえなく≪デモンズ・ライト≫で破壊されてしまう。
次は≪神秘の宝箱≫を唱え、マナを伸ばすが、攻め手を作れないとわかるとdarkblueはハンデスを続け、徹底的に追い込んでいく。
その後も≪嘘と盗みの エンターテイナー ≫など出されるが、darkblueはそこに≪超次元 ガロウズ・ホール ≫を当て、≪ ヴォルグ・サンダー ≫で相手の山札を削っていく。
半分ほど山札を削られてしまったかずー。だがいまだに何もないのか再び≪ エンターテイナー ≫を送り出すことしかできない。
やがて≪サイバー・ダイスベガス≫を設置し、ハンデスで相手の攻め手をもぎ取ったdarkblueは2度目の超次元呪文となる≪超次元リバイヴ・ホール≫を使用。
迫り来る黒い雷撃に、かずーの山札は焼き尽くされた。
かずー 0-1 darkblue
一見すると攻略不可能に思える対【 ドギラゴン剣 】への≪ オニカマス ≫。よく見かけるのは≪時空の巨人 セツダン≫を出して攻略したり、≪ガイアール Re:≫≪メガ・マグマ・ドラゴン≫などで除去する方法だ。
だが、かずーのデッキには今挙げたどれも入ってはいない。
除去する方法は1枚積まれた≪百族の長 プチョヘンザ≫のみ。
彼はハンデスを掻い潜り、このカードへ繋げられるのだろうか。
[GAME 2]
準決勝までとは違い2本先取で行われる決勝戦。先ほどとは違い、かずーの先行でゲームが行われる。
しかし手札を保ちたいかずーは2ターン目にアクションを起こさず、再びdarkblueが先行することになった。プレイするのはまたしてもこのカード。
これを受けて、かずーは3.4ターン目に連続して≪次元の霊峰≫を唱える。手札に加えたのは≪蒼き団長 ドギラゴン剣 ≫と≪勝利のアパッチ・ウララー≫。
だがdarkblueは≪ 特攻人形ジェニー ≫のランダムハンデスで≪ ドギラゴン剣 ≫を、≪ 解体人形ジェニー ≫で≪アパッチ・ウララー≫をそれぞれ墓地に落としていく。
手札に≪フェアリー・ホール≫しかなかったかずーを横目に、≪ダイスベガス≫の展開まで行うdarkblue。
かずーは先ほどと同じように≪ クロック ≫を召喚するが、それを無視するようにdarkblueはハンデスを連打。かずーの手札を全て枯らし、あと一息というような顔つきになる。
ほぼほぼロック状態に持ち込まれたかずーのトップは再び≪ クロック ≫。仕方なく展開するが、darkblueは気にかけもしない。
彼は1GAME目と同じく≪ガロウズ・ホール≫で≪ ヴォルグ・サンダー ≫を打ち込み、詰めに入る。かずーとしてはなんとか耐えてほしい。だが、darkblueに流れが傾いているとでも言えばよいのだろうかだろうか。ここでかずーの山札は20枚近く削れてしまう
一気にゲームの決着が目の前に置かれ、思わず笑みがこぼれ落ちるdarkblueに対し「どうしようもないなー……。」という表情になるかずー。彼のトップデックは最後まで奮わなかったようで返しのターンもドローゴー。
次のターン、darkblueの放った四度目の≪ ヴォルグ・サンダー ≫が彼を優勝に導いた。
かずー 0-2 darkblue
Winner:darkblue
始まりがあれば終わりがある。記念すべき第1回超ガチCSの決勝はdarkblueのストレート勝ちで終わった。
蓋を開けてみればあまりに一方的だった決勝戦。これを一言で相性差と切り捨てるのは簡単かもしれない。だが、筆者はそうでないと言いたい。
というのも優勝したdarkblueのデッキリストには≪ オニカマス ≫が4枚入っている。普段減らされがちなこのカードを限界まで採用しここまで勝ち抜いているのは、彼の費やした調整の結果が実ったのだろう。
「運がよかったです。」と謙遜する彼だが、他にも≪アンラッキー・ダーツ≫や≪時空の封殺ディアスZ≫といった、他人とは一風違ったカードを採用し優勝したのは運などではなく彼の努力の跡だと言える。
そんな努力を積み、この240人超の中から最後まで勝ち抜いたdarkblueに惜しみない称賛を。
優勝おめでとう。darkblue!
【文/あーくん】
画像は公式からお借りしました。
http://dm.takaratomy.co.jp/card/
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