2024年03月02日

僕が手折るしかできなかった美しさをあなたはその手で折り成していくんだ

春の訪れを何で知ろう
咽ぶようなその薫りを手に入れたくて
僕はいつも
手を伸ばしそうになる
枝を折ってしまったら僕のものになるだろうか
ならないことくらい知っている
だから
美しいから目を背けて知らんぷりした
それなのに
あなたの指は紙を折って
その美しさを永遠にしてしまったんだ

嗚呼、
画面越しのそれはとても素敵な薫りがした






タグ: 贈り物 2024
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posted by samanyanko at 19:25| Comment(0) | TrackBack(0) | うた
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