自分の人生が思うようにならないのは、あなた自身が不幸な生き方を選んでいるからです。
なぜなら、あなたの周りで起きる出来事は全て客観的事実に過ぎないからです。
たとえば、あなたに優秀な兄がいるとしてます。そして、あなたの親は、あなたとその優秀な兄とを比較し、いつもその優秀な兄ばかりを褒め称え、あなたのことを蔑んでばかりいるとします。
それにより、いつしかあなたは兄に劣等感を抱くようになり、やがて社会に出た時にその劣等感は周囲の人へ向けられるようになり、時に人を憎み、時に人を羨ましく思うようになります。
その結果、人との良好な関係など築くことなどできずに、だんだんと社会から疎外感を感じるようになり、やがて、「なんて自分は不幸な人生を歩んでいるのだろう」と思い込むようになります。
「自分の人生がうまくいかないのは、全て親の責任だ。もっと思いやりのある親に育てられれば、私は人に劣等感など抱くことがなく、楽しい人生を歩めたのだ」と親を恨むことになるでしょう。
こんな感情、あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。思いやりのない親に育てられた子供は、全て不幸な人生を歩むのでしょうか。
親の育て方に全く責任がないとは言えません。しかし、人によっては理不尽な親に育てられながらも、立派な人格の持ち主はたくさんいます。人によっては、幼い頃に親に旅立たれ、親の愛情を知らないにもかかわらず、人に対して深い愛情で接する人がたくさんいます。
現に私自身、子供の頃は根っからの根暗。臆病者で友達などほとんどいませんでした。しかし、大学時代のある出来事をきっかけに自分の生き方を見直すようになり、なんとか就職を果たし、そして結婚をし、ささやかながら幸せな家庭を持てるようになりまた。
つまり、あなたが今不幸だと感じるのはあなたの親の責任ではなく、その親に対してあなたがどう反応したかにより、いまのあなたが形成されているということです。
自分がうまくいかないことを周りの責任にする人で、幸せな人生を歩める人など一人もいません。自分の人生は自分で作り上げているのです。
幸せになることなど簡単です。あなた自身が幸せになりたいなら、自分で幸せになる生き方を選択するだけで良いのですから。
ある客観的事実があなたも周りに起きたら、自分にとってプラスになるように考える習慣を身につけましょう。
最初は難しく感じるかも知れません。しかし、毎日続けることによりそれが習慣となり、いつの間にか人と楽しく語り合える自分を発見できます。
最近、かつて話題になった「嫌われる勇気」という本を読み返しています。
自分の人生に迷っていると感じるなら、この本がとても参考になるのでぜひ読んでみてください。
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