過去にはテイエムオペラオーとディープインパクトが両レースを制覇、他にもスペシャルウィークと昨年のメイショウサムソンが天皇賞制覇後、宝塚記念でも2着に好走しているように非常に天皇賞春との関連が強いことはご存知のファンの方も多いかと思う。
まずはいつものように過去の3着以内馬の基本データについてみていくことにする。
過去10年の3着以内馬30頭のうち、11頭が前走天皇賞春組であることがわかる。また、11頭以外にも3頭が前々走で天皇賞春に出走していたので、約半数の14頭が同年の天皇賞春に出走していたということになる。
天皇賞春の勝ち馬が宝塚記念に出走してきたケースは7回。そのうち6回は宝塚記念でも連対を果たしており、 春の天皇賞馬というのは宝塚記念において最も信頼できる馬である。さらに、ここからは天皇賞春の勝ち馬以外の天皇賞春組から宝塚記念好走馬を選ぶ分析にシフトする。そこで、過去の天皇賞春出走の宝塚記念3着以内馬をまとめてみるとあることに気づいた。
予想をする際にはこの中で最低ひとつ、可能ならば二つ以上のポイントを満たした馬を選ぶべきかと思う。
(1) 年明けの重賞勝ち馬・・・GII以上の勝ち鞍がある馬が8頭中4頭。残りの4頭は全てGI連対馬で、かつ、年明けの重賞で3着以内好走を果たしている。
(2) 天皇賞5着以内馬・・・天皇賞で5着以内馬である。なんだかんだ言って天皇賞でそれなりには走ってもらいたいところだ。
(3) 4、5歳馬・・・4、5歳馬であること。4歳馬の方がやや穴っぽいと感じる。
備考として「6、7歳馬」、「騎手乗り替わり」、「GI連対経験なし」、「当日大幅馬体重増減」といった項目に引っかかる場合は割り引いて考える必要であることもわかってきた。
天皇賞春の勝ち馬はとりあえず買い。それ以外は、3つの条件のうち2つをクリアする馬を見つけるといいだろう。
【 シン・競馬新聞 】はデータ分析の8割をAI処理することでレースを可視化することに成功している。
より深い競馬予想イメージを構築を必要とする時に利用するといいだろう。
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