はしれディーゼルきかんしゃデーデ、という本の紹介です。
実話に基づいて書かれたお話ということです。
世間的には活躍の場がなくなってきているディーゼル機関車が、東日本大震災を受けて
新潟に集められ、郡山まで磐越西線を走って、燃料を届けます。
そのディーゼル機関車を擬人化して、デーデという名の視点で描かれています。
テーマとしては決して明るいものではありません。しかし燃料を届けるデーデの困難に立ち向かう奮闘と
役に立つという話は背後にあるテーマを感じさせず、ディーゼル機関車を純粋に応援したくなる
そんなお話だと思います。
2歳のつかさくんには難しいかと思いましたが、シンプルな描写とデーデ頑張れという視点で
気に入ったようで、何度もリピートで読み聞かせをリクエストされました。
大人は東日本大震災の後、JRでディーゼル機関車によるこのような輸送が行われていたという震災に
関わる事実と、古きよきものがまた活躍する場を与えられて躍動する姿に感無量になると思います。
はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ (絵本・こどものひろば)
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