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2018年08月06日

キューバの代表的映画俳優セルヒオ・コリエリ 追悼イベント開催 8月15日より

sergio-corrieri-memorias.jpg
映画「低開発の記憶」の1シーン

Cubadebate、2018年8月6日、ACN

2008年に亡くなったキューバ人俳優セルヒオ・コリエリに捧げられたドキュメンタリー「マス・アジャー・デ・"メモリアス..."」(「記憶...」の向こう側へ)が8月15日(水)に、ハバナのインファンタ複合映画館の第一上映室でプレミア上映され、同タイトルのコリエリ追悼イベントの口火を切る。

映像作家ルイサ・マリシィが監督・脚本を担当し、キューバ映画芸術産業庁(ICAIC)とパブロ・デ・ラ・トリエンテ・ブラウ文化センターが製作したこの作品は、知識人およびクリエイターとしてコリエリのイメージを見直すことを提起する。

作品の概要によると、その取り組みにむけて、彼の詩や、テレビ番組「クバーノス・エン・プリメール・プラーノ」(キューバ人の前景)でなされた彼のスピーチが伏線としてとりあげられ、また、知識人や家族、近しい友人たちの証言は、現在まで知られていない彼の人生や作品の詳細を明らかにする。

この64分間の作品は、音楽にキューバの傑出した歌手ポリート・イバニェスのオリジナル音源を用い、撮影監督はアダルベルト・ロケ、編集はクラウディア・バルマセダとホルヘ・E・ゴンサーレス・クルースが担当している。

第3回ベダード映画フェスティバルの一環ともなるこの追悼イベントでは、キューバ映画の古典「低開発の記憶」も上映される。この作品は、著名な映画作家トマス・グティエレス・アレア(1928年〜1996年)の監督作品であり、今年が公開から50周年となる。

また、公開から45周年を迎えるコリエリのもうひとつの代表的長編映画「マイシニクーの男」も上映され、あわせて、写真展「顔のない男はなぜ死に行くか」や、その撮影チームによるシンポジウムも、8月15日にチャップリン映画館で催される。

セルヒオ・コリエリ(1939年〜2008年)は、キューバの演劇界・映画界におけるもっとも重要な俳優の一人であり、詩集3冊と小説1冊を出版したほか、未発表の2冊の詩集に加え、知識人としての自身最高傑作とされる「エスカンブライ演劇集団」に関する短編小説を残した。

sergio-corrieri-memorias2.jpg
映画「低開発の記憶」の1シーン


キューバTV番組「クバーノス・エン・プリメール・プラーノ」でのコリエリの回パート1


キューバTV番組「クバーノス・エン・プリメール・プラーノ」でのコリエリの回パート2


映画「低開発の記憶」予告編


映画「マイニシクーの男」

Estrenarán documental sobre el actor cubano Sergio Corrieri
http://www.cubadebate.cu/noticias/2018/08/06/estrenaran-documental-sobre-el-actor-cubano-sergio-corrieri/#.W2jagNIzbIU
posted by vivacuba at 08:33| Comment(0) | TrackBack(0) | cuba
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